「有機ELテレビを買ってみたいけど、実際どうなのかな?」
「液晶と比べてどちらがいいんだろう。デメリットは?」
TVをはじめスマホやゲームなどさまざまな電子機器で、有機ELテレビパネルは使われています。
液晶と比べ圧倒的に画面が薄く、画質がキレイなのが特徴で、動きの激しいスポーツやゲームの映像も大迫力で楽しめるため近年話題になっています。
そんな有機ELテレビですが、いくつかデメリットも。
この記事では、有機ELテレビのデメリットやメリット、おすすめの製品を紹介します。
有機ELテレビのデメリット
初めに、有機ELテレビのデメリットをみていきましょう。
- 直射日光が当たると見えづらくなる
- 価格が高く手が出しにくい
- 寿命が短いと感じる
- サイズ展開が少なく部屋に合わせて選びにくい
直射日光が当たると見えづらくなる
有機ELテレビは液晶と比べ、最高輝度(画面の明るさ)が低いため、直射日光が当たると見えづらいです。
直射日光が入らない屋内で使う時は、特に見えづらさを感じませんが、日当たりの良い部屋だと反射してしまい不便に感じるケースも。
こういった場合は、モニターの設置位置を変えるか、低反射パネルを採用しているモデルを選びましょう。
価格が高く手を出しにくい
有機ELテレビテレビは、液晶テレビと比べ価格が高いため、手を出しにくい点もデメリットです。
現在、有機ELテレビテレビ(48型)の最安値は7万円台。一方で液晶テレビ(50型)は5万円台と少し差が出ています。
有機ELテレビテレビは、2017年頃の最安値が17万円台であったので年々価格は値さがりしていますが、まだまだ安いとはいえません。
モデルチェンジの時期や家電量販店の決算セール時などでは、かなり安い価格で手に入ることもあるので、購入を考えている方はタイミングを逃さないようにしましょう。
寿命が短いと感じる
有機ELテレビテレビの寿命は約3万時間です。一方液晶テレビの寿命は約6万時間とされているため、寿命にかなり差を感じてしまいますよね。
とはいえ、約3万時間というと、1日あたり5時間視聴しても16年程度は使える計算になります。
1日中ずっとテレビを付けっぱなしにするのでなければ、あまり気にしなくてもいいでしょう。
サイズ展開が少なく部屋に合わせて選びにくい
有機ELテレビテレビはサイズのラインナップが少なく、現在42インチが最小サイズです。
そのため、部屋に合わせてサイズを選びにくい点もデメリットとなります。
狭い部屋にドーンと大きなテレビを置くのは、スペース的に困りますよね・・・
ただ、サイズ自体は大きくても有機ELテレビテレビは液晶テレビに比べ、本体が軽くて薄いため壁掛け収納をすると、スペースを圧迫することなくかつスタイリッシュなお部屋に仕上がりますよ。
有機ELテレビのメリット
次に有機ELテレビのメリットを見ていきましょう。
メリットはこちら。
- 臨場感や迫力のある”映像”を楽しめる
- 臨場感や迫力のある”音声”を楽しめる
- 視野角が広いので大人数での鑑賞にも向く
- 本体が薄いのでスペースを圧迫しない
1つずつ詳しく解説します!
臨場感や迫力のある”映像”を楽しめる
有機ELテレビテレビでは、臨場感や迫力のある映像を楽しめます。
色ムラが無く、コントラストも鮮やかであるため、ゲームやアニメのCGグラフィックとも相性抜群です。
映像を立体的に表現するので、奥行きも感じられ実際にゲーム(アニメ)の世界に入り込んだかのような”リアル”を体感できます。
また、動きの激しい映像も滑らかに表現するため、スポーツ観戦の感動体験を高めること間違いなし。
私も実際に、大好きな映画を鑑賞してみたのですが、細部まで鮮明に表現された立体的な映像に引き込まれ没入感を感じました。
有機ELテレビテレビに慣れてしまったら、もう液晶テレビには戻れません。
臨場感や迫力のある”音声”を楽しめる
有機ELテレビテレビは、迫力のある”音声”もその魅力の1つです。
せっかく有機ELテレビテレビで高画質な映像を楽しむなら、迫力のある音声も欲しいですよね。
有機ELテレビテレビでは、2種類×2つのスピーカーを備えたものが主流です。
これだけでも液晶テレビとは十分音質の差がありますが、上位モデルになるとさらに、スピーカーの量が増え音質もクリアに。
ドルビーアトモスという立体音響システムを搭載してるモデルだと、モニターの前後左右だけでなく上下からも音を出せます。
音がいろいろな方向から響いてくることによって、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえますよ。
好きなアーティストのライブ映像を、迫力のある映像×音声で楽しめたら最高ですね。
視野角が広いので大人数での鑑賞にも向く
有機ELテレビテレビは、視野角が広いため大人数での鑑賞にも向きます。
視野角とは、ディスプレイを斜めから見たとき、どの位の角度まで映像を正常に見ることができるかを示す指標です。
液晶テレビは斜めから見ると暗く見えたり白飛びしたりしますが、有機ELテレビテレビは、視野角が180度と広く、斜めから見てもクリアな映像が楽しめます。
リビングなど広めの部屋に設置した場合でも、どの角度からも映像をしっかりと視聴できますよ。
本体が薄いのでスペースを圧迫しない
有機ELテレビテレビは、本体が薄いためスペースを圧迫しない点もメリットです。
参考に、液晶テレビと厚みを比較しました。
テレビの種類 | 厚み |
---|---|
液晶テレビ | 5㎝~7㎝程度 |
有機ELテレビテレビ | 5mm程度 |
有機ELテレビテレビは、その造り上どの商品も数ミリ程度の厚みしかありません。
壁掛けも可能なため、お部屋のスペースを圧迫することなく設置できますよ。
我が家は、リビングが10帖と広くはありませんが、55インチの有機ELテレビテレビを購入しました。
壁掛けで設置しているので、浮いたスペースを有効活用できています。
有機ELテレビの評判・口コミ
30代男性
満足度:
メリット:
昔使っていたアナログのブラウン管テレビに比べると、圧倒的に映像が美しいのが良い点です。
最新の有機ELテレビなら消費電力があまり高くないので、一日中つけていたとしても電気代を過度に気にしなくていいのも好ましい点です。
デメリット:
画面が割れやすい、壊れやすいのが悪いと感じた点です。掃除を行っていた際に少し倒れただけで、あっさりと画面にヒビが入り買い直したことがあります。
国産の有機ELテレビでも、ビデオ入力端子や3色端子が少ないのもマイナスな点だと思っています。
30代女性
満足度:
メリット:
さすが金額が高いテレビというだけありテレビの横から見てもしっかりと画面が見れる感じがします。色映りもとても綺麗ですし、とても画面が大きいので楽しいテレビ生活を送ることができます。 今では金額も下がっている。
デメリット:
少し画面が大きいということもあるのか、長時間見ていると目が疲れる印象がありました。ただ、まだまだ金額が高いのでもう少し 安くなればいいし、世の中に広まってきて金額が下がれば、更に大衆化された素晴らしいテレビになると私は思っています。
50代男性
満足度:
メリット:
画面がものすごくキレイです。
発色が鮮やかなので、私の好きなアニメを観るのにピッタリ。
あと画像処理もスムーズなので、スポーツや映画の爆破シーン等動きの激しい映像であったとしても画面がチラつくことなく観れるのも気に入ってます。
デメリット:
悪いと感じたのは三点あります。
一つ目は値段が高いです。
同インチ帯の液晶テレビに比べると値段が跳ね上がるので、気軽に買えないのが残念です。
二つ目は電気代が高い点です。
普通の液晶テレビより電気代が高いので気になります。
三つ目は光の反射に弱い点です。
なのでテレビに光が当たらないような位置取りを意識して設置しなければならないのが残念です。
50代女性
満足度:
メリット:
テレビの前の斜め前方等どの角度に座っても映像がくっきり綺麗に映し出されるのは勿論、今までのどのテレビより本体が薄い形状で画面を囲うフレームが無いためにスクリーンだけのビジュアルもインテリアのようで美しいです。
デメリット:
画面のガラスが薄い為掃除している時等何かをぶつけて落としてしまわないか、万が一画面に衝撃を与えてしまわないかとデリケートに扱う様に気を付けなければならなくなった点と日差しが入る時間帯は画面が見え辛くなってしまう点です。
40代女性
満足度:
メリット:
テレビ全体から音が出て来る感じと、部屋全体に音が反響するような迫力があります。YouTubeでなんとなく流している海や山の風景とBGMなどは、鮮明な画質と綺麗な音の両方楽しめるのでとても癒されます。壁掛け式にしたので部屋の中も広々と使えて快適です。
デメリット:
壁掛け式テレビの真正面に窓があり、陽が差し込むと画像が反射して見えにくいです。窓にはブラインドを設置して、日中もほぼ締め切り状態になりました。
また映画を視聴すると、音響がとてもいいせいで、効果音などが突然大きく鳴って、ビックリする事があります。同様にサウンドトラックも大きな音に聴こえるので音量を下げると、役者さんのセリフが聞き取りにくい。この点はとても残念です。
50代女性
満足度:
メリット:
とにかく、色がもの凄く綺麗であまりの美しさにびっくりしました。私は、まだこのテレビが、発売されて間もない時に購入しました。テレビの大きさもまだ小さいものしかなくて、寝室で見るからいいかなあとおもい購入しました。値段もまだとても高かったのですが、余りの写りの美しさに感激したのを覚えています。
デメリット:
悪いと感じた事は、有りませんでした。とにかく発売されたばかりの時に購入しましたので、びっくりするばかりで悪い点などは、いちども感じた事は、有りません。今も変わらず綺麗な色で4Kとくらべてもなんの挽けも取らないです。
※クラウドワークスと口コミ投稿フォームからの口コミになります。
有機ELテレビと液晶はどっちがおすすめ?
性能重視なら、圧倒的に有機ELテレビがおすすめです。
参考にそれぞれの特徴をまとめました。
項目 | 有機ELテレビ(48インチ) | 液晶(50インチ) |
---|---|---|
相場 | 7万円台~25万円台 | 5万円台~18万円台 |
本体の厚さ | 4mm~5mm | 5㎝~7㎝ |
画面サイズ の種類 | 少ない | 多い |
視野角 | 広い | 狭い |
画質 | かなり良い | 良い |
音質 | 良い | 有機ELテレビに劣る |
おすすめな人 | ・自宅で大迫力の映像を見たい人 ・スポーツ観戦が好きな人 ・性能の良さを重視する人 | ・部屋のサイズに合わせてTVを選びたい人 ・できるだけ価格を抑えたい人 |
有機ELテレビテレビは、初期投資が多いものの鮮やかでブレのない映像を大迫力で楽しめ、あなたの”おうち時間”を満足いくものにするでしょう。
予算が許すのであれば、間違いなく有機ELテレビがおすすめです。
おすすめの有機ELテレビテレビ
次に、デメリット・メリットをふまえたおすすめの製品を紹介します。
- LGエレクトロニクス OLED48A1PJA
- パナソニック VIERA TH-55JZ1000
LGエレクトロニクス OLED48A1PJA
有機ELテレビテレビの中でも、価格を抑えたエントリーモデルです。
地上波の番組や、ネットの動画などさまざまなジャンルの映像をAIが認識し、適した画質へと変換。コンテンツの受信方法や元の映像の画質に関わりなく、クリアで立体感のある映像が楽しめます。
また、「オートサウンドチューニング機能」搭載で、部屋のどの位置でどんな角度で座っているのかをAIが自動認識。
部屋の音響特性を見極めながら音質も調整するため、どこに座っていても高音質な音声を楽しめます。
低価格&高性能な製品をお求めの方におすすめです。
パナソニック VIERA TH-55JZ1000
パナソニックが独自設計・組み立てを行う特別仕様の有機ELテレビディスプレイを搭載。
ブラックフィルターを採用しているため、昼間の明るいリビングでも、高コントラストで鮮明な映像体験が叶います。
最新のゲーム機にも採用されている「HDMI2.1規格」の4K120p入力にも対応。
すばやい操作が必要なアクションゲームなどにも遅延が出ず、快適に楽しめますよ。
また、立体音響システム ドルビーアトモスを搭載し、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。
高い画質・音質にこだわりたい方にうってつけの製品です。
有機ELテレビに関するよくある質問
最後に、有機ELテレビに関するよくある質問にお答えします。
有機ELテレビの寿命は?
有機ELテレビの寿命は約3万時間です。
短いように感じますが、約3万時間というと、1日あたり5時間視聴しても16年程度は使える計算になります。
有機ELテレビを買うと後悔する?
後悔はしません。
細部まで鮮明に表現された立体的な映像に引き込まれます。
有機ELテレビテレビに慣れてしまったら、もう液晶テレビには戻れないほどです。
有機ELテレビは地デジが汚い?
汚くはありません。
有機ELテレビは、高コントラストで色の再現性も高いため、地デジ放送でも、目を見張るような鮮やかな映像を映し出します。
まとめ:有機ELテレビのデメリットを後悔・失敗しないために徹底解説!
この記事では、有機ELテレビのデメリットやメリット、よくある質問にお答えしました。
有機ELテレビのデメリットはこちら。
- 直射日光が当たると見えづらくなる
- 価格が高く手が出しにくい
- 寿命が短い
- サイズ展開が少なく部屋に合わせて選びにくい
有機ELテレビの高い画質とクリアな音質は、一度ハマると抜け出せないほど素晴らしいものです。
ぜひ、あなたにあった1台を選んでみてくださいね。
コメント