「ガラス鍋っておしゃれで気になるんだけど、実際どうなの?」
「おすすめのメーカーってどこなんだろう」
「購入前にデメリットも知っておきたい」
このような悩みに答えていきます。
ガラス鍋とは耐熱ガラスの特性を生かして、直火や電子レンジ、オーブンなどにも使える便利な鍋のことです。
機能だけではなく透明で清潔感を与える見た目とおしゃれなデザインで人気があり、購入を検討している方も多いはずです。
とはいえ、温度差に弱くて破損の恐れがあったり熱の伝わりが遅かったりとデメリットの口コミもあります。
この記事では、ガラス鍋のメリットやデメリット、よくある質問にお答えします。
ガラス鍋のデメリット

はじめに、ガラス鍋のデメリットを見ていきます。
- 破損するのが怖い
- 焦げ落としが大変
- 重ねて保管できない
1つずつ詳しく解説していきます。
破損するのが怖い
耐熱ガラス加工をしているため熱膨張をさげる工夫がされています。
しかし、元はガラス製品です。使い方によって破損する可能性は十分に考えられます。
熱伝導が低いガラス鍋に火を入れるときは、破損や部分焦げにならないようゆっくり火をいれたほうがいいです。
一気に火を入れると熱の通っている部分と通っていない部分に温度差が生じます。
熱が通るとガラスがふくらみ始めますが、通っていない部分はふくらもうとして引張力の差によって、破損やひび割れが起こります。
そのため、炊飯や煮物など弱火で時間をかける料理におすすめです。
焦げ落としが大変
ガラス鍋の底面を焦がしたときの処理は大変です。
力任せにこすってしまうと鍋底を傷つける原因となります。
鍋に付いてしまった傷から破損する可能性があるので、洗うときは重曹や食器用洗剤などを使って焦げを柔らかくしてから落とすのをおすすめします。
重ねて保管できない
ガラスとガラスがこすれてしまうため、重ねないように保管してください。
人の目では気がつかないような傷がついてしまいます。
傷がついていることに気が付かないまま料理してしまうと、突然ひび割れや破損が起こり危険です。
小さな傷が温度変化によって深い傷になってしまうので、保管するときは横並びをおすすめします。
ガラス鍋のメリット

次にガラス鍋のメリットを見ていきます。
- 透明のため調理状態が見える
- 直火やオーブン、レンジなどに対応できる
- そのまま食卓に出せる
- 食材のニオイうつりがない
1つずつ詳しく解説していきます。
透明のため調理状態が確認できる
ガラス素材で透明のため、料理の途中で状態が気になったらフタを開けなくても確認できてしまいます。
何度も蓋を開け閉めせずに中の状態や火力調整などができるので、他の料理と同時進行がしやすいです。
子育てや共働きで忙しい主婦の方に手間を取らせません。
直火やオーブン、電子レンジなどに対応している
耐熱性ガラス鍋は、使われている材質により熱膨張を下げる工夫がされています。
そのため直火だけでなくオーブンや電子レンジの調理にも適用しています。
オーブンやレンジを使うたびに別の容器に移すのは大変だと思いますが、ガラス鍋のまま調理できるので洗う食器を増やすようなこともありません。
そのまま食卓に出せる
透明やアンバーカラーのおしゃれなガラス鍋は、そのまま食卓に出すことでいつもと違う雰囲気を楽しめます。
保温力の高さを生かして、容器に盛り付けず食器の1つとしても使う方も多くいます。
料理の臭いも付かないので、料理以外のときはインテリアとして置いておくとキッチンがおしゃれに見えます。
食材のニオイうつりがない
食材によっては容器にニオイや色がついてしまうことがあります。
しかし、ガラス鍋の場合ほとんど移りません。
特にカレーのような食材をプラスチック容器に入れるとニオイや色が移ってしまった経験があると思います。
ガラス鍋は耐油性の特性があり、油汚れや食材の色が簡単に落とせるので安心して使えます。
ガラス鍋のおすすめメーカー

ここからはガラス鍋のメリット・デメリットを踏まえて、おすすめのメーカーを紹介していきます。
筆者がおすすめするのは以下のメーカーです。
- VISIONS
- iwaki
VISIONS
全体がアンバーカラー(琥珀色)のVISIONSのガラス鍋は、1983年フランスで誕生しました。
そのまま食卓のテーブルに出せるおしゃれなガラス鍋です。透明で清潔感を感じさせながらも直火やレンジ、オーブンなどのさまざまな調理に対応ができます。
スペースシャトルの先端にも使用されたパイロセラムという構造による特殊ガラス素材でつくられているため、急な温度変化に強いのがおすすめポイントです。
IWAKI

創業は明治16年という、長い年月をかけてつくられてきたiwakiの製品。透明でシンプルなデザインが特徴です。
酸や塩分に強い特徴をもっています。食材の臭いや変色などがしにくいため衛生的に保存ができます。
冷蔵庫に入っていたガラス鍋を電子レンジやオーブンに使用しても収縮や膨張を抑えられるので問題ありません。
iwakiは耐熱ガラス製品を豊富に取り揃えています。さまざまな料理に合わせて選べるのがおすすめです。
ガラス鍋に関するよくある質問

続いて、ガラス鍋に関するよくある質問について回答します。
よくある質問はこちらです。
- ガラス鍋は体に悪い?
- ビジョンのガラス鍋は割れる?
- IHに対応しているガラス鍋は?
1つずつ回答します。
ガラス鍋は体に悪い?
ガラス鍋は体に悪くありません。
耐熱ガラスは重金属の成分が溶け出さないので、体や食材に悪い影響を与えるような心配をしなくて大丈夫です。
以下の素材は体に悪い影響を与えにくいと言われています。
- セラミックコーティング
- ガラス鍋
- ステンレス
- 鋳物
参考資料:内閣府 フッ素樹脂、パーフルオロ化合物のファクトシートご紹介
ビジョンのガラス鍋は割れる?
ビジョンのガラス鍋は、ガラスなので絶対に割れないということはありません。
しかしパイロセラム構造という特殊素材を使っているため、激しい温度差にも負けない強さを持っているのが特徴です。
耐熱温度差は400度以上といわれているので、冷蔵庫からレンジに入れても簡単に割れることはないです。
逆も同様で、直火にかけていた料理を冷蔵庫や冷凍庫で冷やした場合も問題ありません。
IHに対応してるガラス鍋は?
ガラス鍋でIHに対応している製品はありません。
一般的にはガラス鍋や土鍋のようなセラミックス製は、鍋に熱が伝わりません。
そのためIHに対応している鍋は、本体がステンレスやアルミダイカストで作られているような金属製があげられます。
フタは中が見えるようにガラス製になっています。
例えば以下の製品が挙げられます。
ケラ

ケラはドイツで創業したハウスウェアブランドです。
キッチンの他にバスルームなどの製品をつくっています。
バラゾーニ

バラゾーニはイタリアで創業したステンレス鍋の製造メーカーです。
デザインから開発、製造まで自社工場でおこなっている歴史ある企業でさまざまな製品を取り揃えています。
フィスラー

フィスラーはドイツで創業した調理器具のメーカーです。
圧力鍋やフライパン、ステンレス鍋など取り揃えています。
ハリオ

ハリオは日本で創業したメーカーで、国内で唯一耐熱ガラス工場を持っている企業です。
ガラス原料を電気で溶かす独自開発により地球にやさしい企業を実現しています。
まとめ:ガラス鍋のデメリットを徹底解説!
この記事では、ガラス鍋のデメリットやメリット、よくある質問にお答えしました。
ガラス鍋のデメリットはこちらです。
- 破損するのが怖い
- 熱伝導率が低い
- 焦げ落としが大変
ガラス鍋はメーカーによって特徴が違っていますが、割れる恐れがあったり熱伝導率が低かったりするのは共通のデメリットです。
とはいえ、重金属の素材が溶けだして体への影響を心配する必要はないです。また、調理の途中でも中の状態が見えるので効率よく料理ができます。
この記事を参考に、ぜひガラス鍋の購入を検討してみてください。
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