「雪平鍋が欲しいけど、どんなデメリットがあるのかな?」
「買ってから後悔したくない!」
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
雪平鍋とは、鍋の側面に「槌目(つちめ)」と呼ばれる小さな凹凸が施された、注ぎ口のある片手鍋。
その扱いやすい形状や重量、熱伝導性の高さから長きにわたって日本の台所で愛されています。
そんな雪平鍋ですが、いくつかデメリットも。
この記事では、雪平鍋の購入を検討されている方に向けてデメリットやメリット、おすすめの商品を紹介します。
雪平鍋のデメリット

はじめに、雪平鍋のデメリットを見ていきましょう。
デメリットはこちら。
- アルミ製は鍋の内側が黒ずみやすい
- 焦げ付きやすい
1つずつ詳しく解説します。
アルミ製は鍋の内側が黒ずみやすい
雪平鍋の素材は主に「アルミ」「ステンレス」「銅」の3つです。
中でも、アルミ製の鍋は使用しているうちに鍋の内側がだんだんと黒ずんでしまうことがよくあります。
鍋を水洗いするうちに、アルミが水分と反応して水酸化アルミニウムを形成し、それが水分中のミネラル(カルシウムや銅など)と複雑な化学反応を繰り返すことで、黒く変色して見えるようになるのが原因です。
また、アルミはアルカリ性に弱いという欠点があるため、アルカリ性食品を調理した際も黒ずみが出てしまう場合も。
ちなみに、アルカリ性食品には次のものが含まれます。調理する際には気をつけてくださいね。
アルカリ性食品とは…
- こんにゃく
- 卵の殻
- 生の中華麺
ここまで読んで、「アルミ製は良くないのかな・・・」と思ったあなたへ。
大丈夫です!黒ずみは酸性食品を使えば簡単に落とせますよ。
酸性食品とは…
- お酢(目安:大さじ2)
- レモン汁(目安:大さじ3)
- クエン酸(目安:小さじ2) など
鍋いっぱいに水を入れ、そこに上記の食品いずれかを目安量投入します。
その後20分ほど煮立たせ、水で綺麗にすすいで、しっかり拭き上げたら完了!
とはいえ、「やっぱり面倒!」と思ってしまった方は、黒ずみにくい「ステンレス製」または「銅製」の商品を選んでくださいね。
SNSでも、鍋の黒ずみが気になるという口コミがありました。
焦げ付きやすい
雪平鍋の中でも特に、熱伝導性の高いアルミ製の鍋は食品が焦げ付きやすいというデメリットがあります。
そのため、炒め物をするとなべ底に食材がこびり付いてしまう場合もしばしば。
ちなみに、熱伝導性とは熱の伝わりやすさのこと。この数値が高いほど食材に早く熱を伝えられます。
調理の工程で炒めるのが必要な場合は、多めに油を引くことで焦げ付きは防げますよ。
参考に、素材ごとの特徴や向いているシーンをお伝えします。
素材 | 特徴 | シーン |
---|---|---|
アルミ | ・安価 ・軽量 ・熱伝導性が高い ・黒ずみや焦げやすい | 味噌汁や出汁取り、 野菜を茹でるなど 素早く時短して調理したいシーン |
ステンレス | ・焦げ付きにくい ・保温性に優れる ・熱伝導性が低い | 煮込み料理など 時間をかけて じっくり調理したいシーン |
銅 | ・焦げ付きにくい ・熱伝導性が高い ・保温性に優れる ・お手入れに手間がかかる ・高価 | 時短調理・ 煮込み料理など シーンを選ばない |
SNSでも、焦げ付いてしまったという口コミがありました。
雪平鍋のメリット

次に雪平鍋のメリットを紹介します。
- 軽くて扱いやすい
- リーズナブルな価格
- サイズ展開が豊富
1つずつ詳しく解説します。
軽くて扱いやすい
雪平鍋は軽くて扱いやすく、毎日のちょっとした料理に重宝します。
例えば、1人分の袋麺を作ったり少しお湯を沸かしたい時など、雪平鍋があるととても便利ですよ。
中でもアルミ製の雪平鍋は最も軽く、熱伝導性も高いため素早く調理したい時におすすめです。
SNSでも、雪平鍋は軽くて使いやすいという口コミがありました。
リーズナブルな価格
雪平鍋のメリットとして、リーズナブルな価格も挙げられます。
サイズや素材によって価格の差はありますが、安いもので700円程度から購入可能。
耐久性にも優れているため、1つだけでなくサイズを変えて複数使いするのもおすすめです。
SNSでも、雪平鍋は価格が安いという口コミがありました。
サイズ展開が豊富
雪平鍋は、内径が15㎝や18cm、20㎝、24㎝などサイズ展開が豊富。
人数や料理の用途によって使い分けしやすいです。
参考に、サイズごとの目安の人数や用途をお伝えします。
サイズ | 人数 | 用途 |
---|---|---|
14㎝~18㎝ | 1人~2人 | インスタント麺を作ったり、軽くお湯を沸かす |
20㎝~22㎝ | 3人~4人 | たっぷりのお湯でパスタを茹でたり、お味噌汁を作る |
24㎝以上 | 4人~ | おでんなどの煮込み料理を作る |
人数や用途に合った商品を選びましょう。
おすすめの雪平鍋3選

これまで、雪平鍋のデメリット・メリットを解説しました。
ここからは、デメリット・メリットを踏まえたオススメの商品を紹介します。
パール金属 シェール ふっ素加工アルミ雪平鍋 H-712
安価で軽量、熱伝導性の高いアルミ製の雪平鍋です。
鍋の内側にふっ素加工が施されているため、アルミ製のデメリットである”焦げ付きやすさ”を解消し、快適に料理ができます。
鍋の深さは、およそ10.5㎝。使いやすい深型タイプで、スープや煮物など汁気の多い料理にも最適です。

アーネスト(Arnest) 雪平鍋 15cm A-77454
焦げ付きにくく、保温性に優れるステンレス製の雪平鍋です。
鍋の表面には、雪平鍋特有の槌目(つちめ)」と呼ばれる小さな凹凸が施されているため、変形に強く耐久性もある商品。
また、熱を伝えやすく調理にムラが出にくい点が特徴です。
ガスとIHどちらにも対応していて、食洗器での洗浄も可能。
金属加工の街として有名な新潟県三条市で作られた食品の腕が光る逸品です。

新光金属 銅楽まごころ伝心シリーズ 雪平鍋 21cm MD-0108
熱伝導性や保温性の高さなど、アルミ製とステンレス製のメリットを1つにまとめた銅製の雪平鍋です。
熱が対流しやすい丸みのある形状により、短時間でムラのないおいしい料理を作れますよ。
天然木に伝統技法である千段巻きを施した斬新なデザインの取っ手は、手に馴染みやすく安全性を高めています。
雪平鍋に関するよくある質問

最後に、雪平鍋に関するよくある質問にお答えします。
雪平鍋のアルミは溶け出す?
結論から言うと、ごく微量だけ溶けることがあります。
とはいえ、調理するにおいて全く問題ありません。
人はアルミ鍋で調理した料理だけでなく、飲料水や市販の菓子パン・お菓子、タコやイカ、海藻など様々な食品から日常的にアルミニウムを摂取しているのです。
1回の料理で溶け出す量は、こういった食品に含まれるアルミニウムよりもっと少ないため、何の影響もありません。
雪平鍋は焦げやすい?
熱伝導性の高い、アルミ製の雪平鍋は焦げやすいです。
焦げ付きが気になる方は、油を多めに引いて調理するか、鍋の素材をステンレス製または銅製、内側にふっ素加工が施されている商品を選びましょう。
まとめ:雪平鍋のデメリットを徹底解説!
この記事では、雪平鍋の購入を検討されている方に向けてデメリットやメリット、よくある質問にお答えしました。
雪平鍋のデメリットはこちら。
- アルミ製は鍋の内側が黒ずみやすい
- 焦げ付きやすい
煮る、焼く、炒める、揚げるなど使い道は幅広く、様々な調理法に適した雪平鍋。
1つ持っておくだけで、あらゆる調理シーンで活躍しますよ。
この記事を参考に、ぜひ手に取ってみてください。
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