「チタン製時計のデメリットは?」
「チタン製時計は安っぽく見られるの?」
「チタン製時計でおすすめランキングは?」
など、チタン製時計の購入に迷っていませんか。
多くの時計はステンレス製が多いですが、チタン特有の性質を生かした時計も各メーカーから販売されています。
ロレックスのような高級メーカーでも独自のチタン素材を開発するなど、チタン製腕時計は今後より注目される可能性があります。
今回はチタン製腕時計のデメリットやメリットを解説し、高評価を集める腕時計をカテゴリ別で紹介します。
チタン製腕時計が気になる方はぜひ最後までご覧ください。
チタン製腕時計のデメリット
最初にチタン製腕時計のデメリットを見ていきます。
- チタン製は高価になりやすい
- ステンレス製よりも輝きが抑えられてしまう
- 軽量のため重量感が味わえない
1つずつ詳しく解説していきます。
チタン製は高価になりやすい
チタンは強度が高いという良さがある反面、表面を削りにくく加工が難しい特徴があります。
したがって、加工するために特殊な技術と時間が必要になってしまうので、その分製造コストが高くなり、販売価格も高くなる形です。
ステンレス製と比較した場合、同じメーカー内の時計でステンレス製の時計が10,000円前後であれば、チタン製は30,000円前後の価格になるイメージとなります。
ステンレス製よりも輝きが抑えられてしまう
チタン素材は、加工の難しさだけでなく表面の仕上げもしづらいという特徴も持っています。
したがって、ステンレス製よりも輝きが弱くなってしまい、発色の弱い商品が多い傾向です。
好みによっても変わってきますが、「時計は輝きが欲しい」「パッと見た時に高見えさせたい」と考えている方にはチタン素材は不向きになります。
また、チタンは油分の汚れがついてしまうと目立ちやすく、綺麗な状態を保つための手入れが頻繁に必要です。
メンテナンスが苦手な方にも向いていないといえますね。
軽量のため重量感が味わえない
チタンは他金属よりも「軽い」というのが強みになるので、時計自体は非常に軽量タイプの時計になります。
初めて身につけた方は「おもちゃの時計?」と感じてしまうケースもあるかもしれません。
男性に多い傾向ですが、時計に「存在感」「重量感」を求めている方には不向きですね。
反対に腕回りを軽くしたい方は、ステンレス製よりもチタン製を選んでおけば間違いありません。
チタン製腕時計のメリット
ではチタン製腕時計のメリットを見ていきます。
- 軽量で使いやすい
- 金属アレルギーの方も使える
- 防水性が高く錆びにくい
一つずつ詳しく解説します。
軽量で使いやすい
チタン製腕時計は驚くほど軽量なので、時計を身につけていても腕回りが軽快になり、動かしやすい特徴があります。
チタンの重さをステンレスと比べると、60%程度の重さしかなく、重量の違いは歴然ですね。
- 営業など外回りの仕事で移動が多い方
- スポーツ中に時計を身につけたい方
- 重い時計を身につけていると腕周りが気になってしまう方
上記に当てはまる方であれば、チタン製腕時計のメリットを最大限に活かせます。
金属アレルギーの方も使える
チタン製腕時計はステンレス製と違い、チタン特有の水に強い性質があるため金属が溶けにくく、アレルギーの方でも使える可能性が高い商品です。
時計を身につけてアレルギー反応が出てしまう原理としては、汗などの水分によって溶けてしまった金属がイオン化し、皮膚から体内に侵入してしまうのが原因と言われています。
しかし、チタンは水に強い性質があり簡単に溶けにくいため、金属アレルギーの方でも身につけられる可能性が高いといえます。
アレルギー反応が強い方だと「時計が好きなのに身につけられない…」といった悩みを抱えていたかもしれませんが、チタン製腕時計が良い解決策になるかもしれませんよ。
防水性が高く錆びにくい
チタンは水に強く、酸素に対する耐性も強いため、防水性が高く錆びにくい性質があります。
ステンレスも錆びに強い性質を持っていますが、より耐性のあるチタンは錆の発生を避けることができます。
内部の成分で表面をガードしているので、表面が濡れても水の侵入を防御し劣化も防いでくれるのも魅力です。
汗や皮脂によっても錆や劣化の原因になりますが、チタン製腕時計であれば気にする必要もなくなりますね。
アクティブな環境で時計を身につける方には非常にメリットですよ。
時計に使われるチタンの種類
チタン製腕時計に使用される「チタン」は、2種類のチタンが使用されます。
- グレード2チタン:純チタン
- グレード5チタン:合金チタン
最近はどちらのチタンでもそこまで遜色はないと言われてますが、特性自体は若干違いがあります。
商品知識として理解しておきましょう。
グレード2チタンの時計
グレード2チタンは、素材そのものである純チタンを指します。
当然、「純」であるため素材自体のグレードで見ればグレード2チタンのほうが優れている形です。
しかし、より加工がしづらいのもグレード2チタンになってしまうので、実際には次で説明するグレード5チタンのほうが使用されているといえます。
パネライなどメーカーによっては、時計のケースやベゼル部分でグレード2とグレード5の使い分けをしている商品もあるので、気になる方はチェックしてください。
グレード5チタンの時計
グレード5チタンは、混ぜ物が入っている合金チタンを指します。
グレード2チタンよりも扱いやすい素材になるため、チタン製腕時計のベースに使われる素材です。
合金素材になるため、チタンの良さも活かしつつ別金属の良さも混ざっている金属になるので、グレード2チタンよりも輝きを出しやすい素材になります。
最近では、グレード5チタンの品質も進化しているため、ステンレスの質感にも劣らないという声も上がっています。
チタン製腕時計のおすすめランキング
チタン製腕時計の中でも人気が高く、買って後悔しないおすすめの商品を紹介していきます。
ステンレス製の時計が一般的に多く、意外と情報が出回っていないので、ぜひ気にある方が参考にしてください。
セイコー時計:アストロン SBXC065
価格 | 228,000円 |
重さ | 103g |
世界の中で愛用家の多いセイコーが販売しているアストロンSBXC065は、GPS衛星電波修正機能を搭載した時計です。
GPS機能が付いているので、例え海外へ旅行に行っても衛星から現在地を習得して、正確な時刻に修正をしてくれる便利な機能付き。
デザインはシンプルでありながら、ダイヤルに高級感のあるブルーカラーを取り入れ、王道な雰囲気に高級感も感じさせる見た目に仕上がっています。
カジュアルスタイルに合わせるのはもちろんのこと、ビジネスシーンにもぴったり合わせられる時計なので、一個持っておけば万能に使えますね。
ケースにはセイコー独自のダイヤシールドを搭載したチタンを使用し、傷がつきにくい設計です。
丈夫で長く使えるセイコーらしい技術が満載の商品ですので、何十年と使い続けられるチタン製時計をお探しならぜひチェックしてください。
シチズン時計:ブラックチタンシリーズ AT8044-56E
価格 | 111,650円 |
重さ | 90g |
シチズンのアテッサ「ブラックチタンシリーズ」から販売されるTA8044-56Eは、見ただけで上質な雰囲気を感じる人気時計になります。
チタン素材を生かした絶妙なブラック感で、渋さ×カッコいいを存分に表現したデザインに仕上がった時計です。
ビジネスシーン、家族のお出かけ、大切な人に会う場面など、どんなシチューションでも違和感のない時計になっているので、世界から支持を集めているモデルになっています。
累計販売本数も15万本を超えた実績もあり、購入者からの評価も高い一品です。
デザインだけでなく、シチズンの高い技術力も備わっているので「壊れにくい時計」としてもおすすめ。
高級時計:ロレックス ヨットマスター42 RLXチタン
価格 | 3,991,900円 |
重さ | – |
誰もが憧れるロレックスから販売されるヨットマスター42は、RLXチタンと呼ばれるロレックス独自に使用するグレード5チタンを使用し、強度・軽さ共に最高品質の仕上がりになっている時計。
ヨットマスターはラグジュアリーなデザインが人気のシリーズで、そこからチタン製腕時計が販売されるとなって、ファンからは相当な話題を読んだ商品です。
最近はロレックスの高騰が話題ですが、現状ヨットマスターにもプレミア価格がついている状態となります。
もはや資産の一つにもなり得る時計なので、思い切ってチタン製の高級時計を視野に入れるなら、ロレックスのヨットマスター42を探してみるものもありです。
レディース時計:カシオ Radio Controlled Model Titanium Series SHW-7000TCG-4AJF
価格 | 36,960円 |
重さ | 34g |
ケース素材がチタンで作られたカシオのSHW-7000TCG-4AJFは、電波時計とソーラー電池を搭載した使い勝手の良いチタン製時計です。
デザインも女性らしい輝かしさとラグジュアリーさを持っていて、サイズも大きすぎないので、手元のドレスアップには最適な時計になっています。
女性でも着けやすい30g前後の重量で、腕へ負担もかけないので肌の刺激も少ない仕様になっています。
防水性もバッチリで、傷がつきにくい耐性も持ち合わせていますよ。
チタン製腕時計のよくある質問
最後にチタン製腕時計のよくある質問をまとめていきます。
チタン製腕時計は安っぽい?
チタン製腕時計は「安っぽい」と言われることもありますが、チタンを使った時計が全て安物の雰囲気になるわけではありません。
チタン製が安っぽいと言われる要因は2つ考えられます。
- ステンレス製よりも輝きが弱いため
- 重量の軽い時計が多いため
各個人が求める時計の好みや性質によって、安っぽいと受け取るかは変わってしまいます。
どうしても見た目で高く見せたいのであれば、チタン製ではなくステンレス製を選んだほうがいいかもしれません。
チタン製腕時計は傷消しができる?
チタン製腕時計の傷消しは、メーカーとモデルによって可能です。
本来、チタン製腕時計には硬質コーティングが施されていることが多く、傷を研磨するバフが効かないケースもあるようです。
時計の種類によっては、部分的に傷消し対応できることもあるようですので、消したい傷が発生した場合は一度専門家に相談するのをおすすめします。
時計の修理・オーバーホールを専門でやっている業者「タムタイム」のサイトに事例がいくつかあるので参考にしてください。
チタン製腕時計は変色する?
基本的に純チタン素材は、変色しにくい素材になります。
ただし、チタン製腕時計になると表面にチタン以外のコーティング材を使用しているケースがあるため、付着物によっては変色する可能性があります。
チタン製腕時計は必ずしも変色しないと覚えるのではなく、他に使用している素材によるという点を理解しておきましょう。
まとめ:チタン製腕時計を買って後悔したくない人に向けて徹底解説
本記事ではチタン製腕時計のデメリット・メリットを解説してきました。
デメリットはこちら。
- チタン製は高価になりやすい
- ステンレス製よりも輝きが抑えられてしまう
- 軽量のため重量感が味わえない
チタン製腕時計はステンレス製にはない特性があるため、今回の記事で解説したメリットとデメリットを天秤にかけて、あなたにぴったりの時計を選んでくださいね。
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