「電子書籍を読みたいけど、デメリットや使い心地が知りたい」
「電子書籍と紙書籍はどっちがおすすめ?」
このようなお悩みをおもちではありませんか?
電子端末を使って、書店に本を買いに行くことなく手軽に読書が楽しめる電子書籍。
実際に私も紙書籍と使い分けをしながら、電子書籍を3年ほど利用中です。
この記事では、実際に利用して感じた経験をもとに、電子書籍のデメリットやメリット、紙書籍との使い分けについて詳しく解説します。
電子書籍が気になっている方はぜひ参考にしてください。
電子書籍のデメリット
全国出版協会・出版科学研究所の調査によると2021年は出版市場全体の約30%を占めた電子書籍。
年々ニーズが高まり、増加の一途をたどっています。
そんな電子書籍ですが、次のようなデメリットも。
- 本を五感で楽しめない
- 本の売却ができない
- 電波が悪いと読めないことも
- 目や肩への負担が大きい
1つずつ詳しく解説します。
本を五感で楽しめない
本を楽しむ時は内容を理解する以外にも、紙特有の香り、ページをめくる感覚や音、質感など五感の刺激を楽しんでいる側面も大きいです。
電子書籍では、電子端末をスクロールするだけで次へ進めるので、本を五感で楽しめません。
そのため本を感覚として楽しみたい人にとって、電子書籍は物足りなさを感じやすいです。
しかし、電子書籍の普及とともに電子端末も日々進歩しています。
より、紙に近い感覚でページをめくったり便利な本棚機能が使えるなど、続々と新しい製品が登場。
本を感覚で楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
本の売却ができない
電子書籍は購入した書籍データをストアが管理しているため、売却不可です。
そのため、”読み終えたら売却して次の本を購入する原資に充てたい”と思う方には向きません。
ただ、紙書籍を古本屋やメルカリで売却すると手間がかかる割に、かなり安値がつくケースもありますよね。
また、売れなかった本が溜まってかさばってしまうこともしばしば。
話題性の高い本や、人気の本は売却時に高値がつくことも多いため紙版で購入し、人気のあまりない本は電子版で購入するなど使い分けるのをおすすめします。
電波が悪いと読めないことも
電子書籍を読むためにネット環境を必要とするサービスもあります。
そのため、電波の悪い場所だと読めない場合も。
電車内や建物内など外出先でスムーズに本が読めないとストレスを感じてしまいますよね。
外出先で電子書籍を読む機会が多い方は、オフラインでも読める端末ダウンロード型のサービスを利用しましょう。
ただ、ダウンロードする場合は端末の空き容量が必要です。
読み終わった書籍は削除するなど、端末の容量を確保するよう心掛けましょう。
目や肩への負担が大きい
スマホやタブレットの画面からは、エネルギー強度の強いブルーライトが出ています。
長時間浴びると、言わずもがな目が疲れてしまいますよね。
また、重量のある端末は使い続けると肩へ負担がかかります。
「ブルーライトは気になるけど、電子書籍を利用したい」という方は、電子書籍リーダーを選ぶか、スマホやタブレットの液晶にブルーライトカットシートを貼りましょう。
電子書籍リーダーはブルーライトカットの液晶を採用しているため目に負担をかけず、読書を楽しめますよ。
また、肩への負担を和らげるため軽量モデルを選ぶのをおすすめします。
電子書籍のメリット
ここからは、電子書籍を利用するメリットを紹介します。
メリットはこちらです。
- お得にたくさんの本が読める
- 持ち運びが負担にならない
- 本を置くスペースが不要
- 読み上げ機能を使って本を聴くこともできる
- 文字のサイズや字体を変えられる
- 書店へ足を運ぶ手間が減る
1つずつ詳しく解説します。
お得にたくさんの本が読める
電子書籍は金銭面でもお得に本が読めます。
紙の雑誌や文庫本を購入すると、1冊あたり600円〜700円前後かかりますよね。
定期的に出版される雑誌やシリーズものの本を全て揃えようとすると、かなり出費がかさんでしまいます。
電子書籍なら、定額で読み放題サービスを実施しているサイトも多いため雑誌や文学書、ビジネス書、漫画などさまざまな本をお得に読めます。
私は、月額1,000円程度で読み放題のサイトを利用中です。
月3冊〜4冊読めば元が取れるので、かなりお得だと感じています。
持ち運びが負担にならない
電子書籍であれば、持ち運びが負担になりません。
外出先に本を持って行くと重いし、かさばりますよね。
その点、電子書籍だと数百万冊の本を負担なく、端末1台でいっぺんに持ち運びできます。
本を置くスペースが不要
電子書籍は本を置くスペースが不要です。
紙書籍を購入して収納に困った経験がある方も多いはず。
我が家ではすぐに本棚がいっぱいになり、生活スペースを圧迫してしまうこともしばしば。
電子書籍であれば、何冊持っていてもスペースが不要で端末1台に収まります。
本好きの方の中には、本棚に本を並べて装丁を楽しみたい方もいるのではないでしょうか。
電子書籍でも”本棚機能”を備えているサイトがほとんど。
サイトによって、表示の仕方はさまざまなので気になる方はぜひチェックしてみてください。
読み上げ機能を使って、本を聴くこともできる
電子書籍ならではのサービスといえば、音声読み上げ機能が特徴的です。
この機能を使うと目で読む読書ではなく、耳で聴く読書が体験できます。
紙書籍だと誰かに読んでもらう以外、耳で読書はできません。
忙しくてなかなか読書に時間を割けない人でも、作業をしながら耳で本を読めます。
ちなみに、私は通勤中に耳で読書しています。
乗り物酔いしやすいため、紙書籍は読めず困っていましたが、読み上げ機能を使うことで快適に読書を楽しめるようになりました。
文字のサイズや字体を変えられる
電子書籍では、自分の好みに合わせて文字サイズや字体を変えられます。
紙書籍だと読みづらく、拡大鏡を使用している方も多いですよね。
その点、電子書籍だと自分の視力に合わせて文字サイズや字体をカスタマイズ可能。
「読書は好きだけど、読みづらいから遠ざけていた」という方にもメリットが大きいです。
書店へ足を運ぶ手間が減る
電子書籍はどこにいても本をすぐに購入できるため、書店へ足を運ぶ手間が減ります。
「今この本を読みたいのに、書店まで行くのがめんどくさい!」なんて時もありますよね。
書店へ行かず、端末1台で簡単に本が購入できるのはとても便利です。
また、コロナ渦で人との接触を減らすという面でも電子書籍はかなり優れています。
電子書籍の評判・口コミ
20代女性
満足度:
メリット:
紙の本にもたくさん良いところはあるが、やっぱり収納するのに場所を取ることが難点でした。その点、電子書籍は端末の中でデータを消費するだけで家の中の場所を取ることはないのでそこが1番素晴らしいと感じます。
デメリット:
アプリにもよるのかもしれませんが、発売日に購入する事ができない時があり不便だなと感じたし良くないなと思いました。その時は結局、次の日に購入できたが発売日を楽しみにしてたので紙の本を購入しようか迷ったくらいでした。
30代女性
満足度:
メリット:
紙の書籍を使っていたときは、場所をとるしどこに本があるかわからなくなることがありました。電子書籍では、タップすればすぐに本が読めますし、場所をとらないのが良いと思いました。あと、見られたくない本も電子書籍だと隠しやすいので便利です。
デメリット:
スマートフォンアプリで読んでいるので、一度本を読むのを中断するとそのまま本を読んでいたことを忘れてしまう時があります。後は、紙の書籍だと売ってお金に換えることができますが、電子書籍ではそれができません。
20代女性
満足度:
メリット:
紙の書籍は拡大が出来ないので、文字が小さい時や漫画などで細かい絵が描かれているときに見えづらいときがあるけれど、電子書籍は拡大ができるので隅々までしっかりと読むことができる。スマホで見ることができるので気軽に読書ができる。
デメリット:
紙の書籍は漫画の場合約500円ほどで読むことができるけれど、電子書籍はスマホやタブレットが必要になるので持っていない場合はあらかじめ端末も買う必要がある。スマホやタブレットが壊れると読めなくなる可能性がある。
50代男性
満足度:
メリット:
電子書籍を利用して良いと感じた点は、いつでもどこでも気軽に読む事か出来る点になります。ついつい持って行く事や探す事が面倒でやめてしまう事がありますが、これなら不便さから解放されるので非常にメリットがあると感じます。
デメリット:
電子書籍を利用して良いと感じた点についてですが、値段はあまり変わらないのに物がないので、正直に言って何か損をした気持ちになる点と棚に飾ったりコレクションをする人にとってはマイナスポイントだと思います。
20代男性
満足度:
メリット:
文字が小さくて読みにくい本だとしても、拡大出来るのでわざわざメガネを付けなくても良い。
スマホ1台でどこでも読む事ができ、持ち運びの面で素晴らしい。
背景が夜になるにつれ色が温かくなる機能を使うと非常にリラックスが出来る。
デメリット:
本を読破した後に中古品としてメルカリなどのフリーマーケットで売却が出来ないところ。
KindleがなければスマートフォンやPCなどのブルーライトを浴びながら読まないといけないので寝る前には使いにくいこと
50代男性
満足度:
メリット:
利便性の高さを気に入ってます。
普通だと書籍を手に入れるのはお店まで買いに行くか、ネット通販なら本が届くまで数日かかったりします。
でも電子書籍だと購入したらすぐ読めるようになるので、とても便利です。
また持ち歩く手間もありませんし、タブレットやスマホさえあれば電子書籍をいくらでも読めるので助かってます。
デメリット:
私はタブレットで電子書籍を利用しているのですが、普通のスマホだと読みづらいのが気になります。
あと購入サイトによっては、電子書籍を購入してあっても、購入サイトの会員から脱退したら読めなくなったりもします。
結果その購入サイトの会員でありつづけなければならない等の制約があったりして不便です。
※クラウドワークスと口コミ投稿フォームからの口コミになります。
電子書籍と紙はどっちがおすすめ?
「紙書籍と電子書籍どっちがおすすめ?」「どう選べばいいんだろう」と思う方も多いはず。
ここでは電子書籍と紙書籍の違いと、どんな人におすすめなのか解説します。
電子書籍 | 紙書籍 | |
---|---|---|
推定販売金額 (2021年) | 4,662億円 | 1兆2,080億円 |
価格 | ・紙書籍より若干安い ・タイムセールあり ・読み放題あり | ・定価 ・図書館などで無料 ・中古本を安く買える |
買いやすさ | ・ネットで完結 ・すぐに読める | ・書店や通販で購入 ・読むまでに時間がかかる |
品揃え | ・コミックや雑誌が豊富 ・最新刊は発売までにタイムラグあり | ・オールジャンル品揃え ・発売日に最新刊が買える |
収納 | ・収納場所不要 | ・収納場所必要 |
持ち運び | ・何冊でもかさばらず持ち運び可能 | ・複数冊の持ち運びは大変 |
読みやすさ | ・目が疲れやすい ・パラパラとページがめくれない ・ネット環境が必要 ・書きこみができる ・文字の大きさを調整できる | ・電子書籍より目の疲れを感じにくい ・パラパラとページがめくれる ・ネット環境不要 ・書きこみの自由度が高い |
こんな人に おすすめ | ・漫画や雑誌をメインで読む人 ・本の収納場所に困っている人 ・月に複数冊の本を読む人 | ・お気に入りの本を何度でも読みたい人 ・書籍ならではの感覚も味わいたい人 ・月に数冊しか本を読まない人 |
最新刊や話題性の高い本は紙書籍で、漫画や雑誌、実用書などは電子書籍で読み放題にするなど、お好みに合わせて使い分けるのがオススメです。
おすすめ電子書籍サービス
ここからは、おすすめの電子書籍サービスを紹介します。
- まんが王国
- Kindle Unlimited
- flier(フライヤー)
まんが王国
まんが王国は漫画に特化したサイトで、その他小説や実用書などの取扱いはありません。
「さまざまな漫画を読み漁りたい」という方におすすめのサイトです。
会員登録は無料で、3,000作品以上の漫画を試し読みできます。
オリジナル作品や、他では手に入りづらい過去作品まで豊富なラインナップ。
また「試し読みして、続きが気になった!」という場合には、ポイントを使って購入も可能。
このポイントの還元率がかなり高い点がまんが王国の魅力です。
ポイント購入時に最大30%、使用時に最大20%、合計最大50%もの還元が受けられます。
お得に漫画を読みたい方、思う存分電子書籍の使い心地を試したい方にうってつけのサイトです。
企業 | 株式会社ビーグリー |
ラインナップ | マンガ(3,000作品以上) |
料金 | ・月額コース(月額330円~11,000円) ・欲しい分だけポイント購入 |
Kindle Unlimited
Kindle UnlimitedはAmazonが提供している、書籍や漫画、雑誌などの読み放題サービスです。
取り扱っている書籍の冊数は、200万冊以上と業界トップクラス。
漫画だけでなく、小説やビジネス書、洋書など幅広いジャンルの本をたくさん読みたい方におすすめです。
読み放題で価格は月額980円(税込み)とかなりリーズナブル。
また、初めて利用する方に向けて「30日間無料キャンペーン」を実施中。
無料期間中も有償期間と同様のサービスが受けられます。
日常的に読書の習慣がある人に最適なサービスです。
企業 | Amazon.com |
ラインナップ | ・小説 ・ビジネス書 ・実用書 ・マンガ ・雑誌 ・洋書 など累計200万冊以上 |
料金 | ・月額プラン(月額980円) |
flier(フライヤー)
flier(フライヤー)はビジネス書の要約が読めるサービスです。
忙しいビジネスパーソンでも、1冊10分で効率よく本の内容を掴めるようになっています。
プロの編集者や経営コンサルタントの手で要約され、公開前に全て著者や出版社の確認を経ているため、かなり高品質です。
また、要約はWebやアプリでの閲覧に加えて音声でも聴けます。
通勤中や作業のスキマ時間に聴くだけで簡単に本が読めるのは魅力的ですよね。
ビジネススキル向上のため、本を読みたいけどなかなか時間が取れない方にピッタリのサービスです。
企業 | 株式会社フライヤー |
ラインナップ | ・ビジネス書(2,600冊以上) |
料金 | ・月額プラン(月額0円~2,200円) |
電子書籍のデメリットに関するよくある質問
ここからは電子書籍のデメリットに関するよくある質問をまとめています。
電子書籍を利用する前にサクッと見ておきましょう。
電子書籍と紙を使い分ける方法は?
一例ですが、話題性の高い本や、何度も手元に置いて読み直したい本は紙書籍で、長編の物語や雑誌は電子書籍というように使い分けるのがおすすめです。
話題性の高い本は、読み終わった後に古本として比較的高値で売れ、次の本を購入するための原資になります。
長編の物語は、紙で購入すると冊数が多くかさばってしまうため電子書籍で読みましょう。
また、雑誌は定期的に発刊されるため電子書籍の読み放題サービスを利用するとコストも抑えられます。
サービス終了後の電子書籍はどうなるの?
サイトによってサービス終了後の対応は異なり、購入した電子書籍は閲覧できなくなる可能性も。
過去にサービスを終了した電子書籍サイトでは、次の対応が取られています。
- 購入金額を提携サイトで使えるポイントで返金
- 新規サービスへ移行し、引き続き閲覧できるようにする
- サービス終了後も購入した書籍のみ、アプリでの閲覧が可能
こちらはあくまでも一例です。
中にはサービス終了後の保障が無いサイトも存在します。
電子書籍サイトを選ぶ際は、運営会社や運営実績を考慮し終了のリスクが低いサービスを選びましょう。
まとめ:電子書籍のデメリットを徹底解説!
電子書籍のデメリットやよくある質問を紹介しました。
電子書籍のデメリットはこちらです。
- 本を五感で楽しめない
- 本の売却ができない
- 電波が悪いと読めないことも
- 目や肩への負担が大きい
マンガや雑誌、小説など端末 1台で手軽に読書ができる電子書籍はデメリット以上にメリットも大きいです。
電子書籍初心者へ向け、無料で読める書籍や、無料トライアルサービスを実施しているサイトも数多くあります。
複数のサービスを利用して、あなたに合った電子書籍サイトを見つけてみてください。
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