「杉テーブルが気になっている」
「他の木のテーブルとはどのように違うのか分からない」
きっと、このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
杉テーブルは、杉の自然の姿を大切にしたテーブルで、味わいのある雰囲気が人気です。
このテーブルを置くことによって、和室・洋室を問わず空間の雰囲気が引き締まります。
杉テーブルには、木目模様や木の種類、塗装方法などにさまざまな種類があります。
置きたい空間やテーブルの材質を考えながら選ぶのもおすすめです。
また、質感が柔らかめなので、お子様やご年配の方がいる家庭でも安心して使えます。
今回は、杉テーブルのデメリットとメリット、よくある質問について解説します。
いつもの生活空間の中に杉テーブルを置いて、おしゃれな雰囲気を演出したいと考えている方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
杉テーブルのデメリット
杉テーブルのデメリットは、下記の3つが挙げられます。
- 樹脂がひび割れる場合がある
- 時々腐食が見られる
- 木の種類によってはとても高価
デメリットを把握して、理想の杉テーブルを購入できるようにしましょう。
樹脂がひび割れる場合がある
杉テーブルは、杉の木にエポキシ樹脂やウレタン樹脂を塗装して製造されています。
熱が加わると、樹脂がひび割れることがあるので注意が必要です。
また、製造されてからだいぶ時間が経っている杉テーブルは、経年劣化によりひび割れやすくなっています。
万が一、杉テーブルにひび割れやキズが見られたら、専用塗料を使った塗装が必要です。
ホームセンターによっては木材向けの塗料が販売されているので、ぜひチェックしてください。
自分の力でひび割れがどうにも出来ない場合は、家具修理の業者に依頼すると修繕に対応してくれます。
特に大きなひび割れの場合は、修理業者に適切に修理をしてもらいましょう。
時々腐食が見られる
木の特性上、時々腐食が見られることもあります。
特に湿気が多い場所に杉テーブルを置くと、時々腐った部分ができるため注意しましょう。
木材にもよりますが、本来木は水気に弱い性質を持っています。
そのため、雨に当たりやすい場所(屋外テラス・ベランダなど)に置くと腐食の進行が進んでしまうのが弱点です。
腐食対策として、杉テーブルを置く部屋の十分な換気を行うとよいでしょう。
また、必要に応じて杉テーブルの上に透明なビニールマットを敷けば、万が一コップから水がこぼれた場合でも防げるので安心です。
屋外に杉テーブルを置く場合は、未使用時にビニールを張ったり屋内に片付けたりして、腐食を予防できます。
もし腐食が気になる場合は、購入した家具店に問い合わせたり専門業者に依頼して修理としてもらったりするなどの対策を施しましょう。
木の種類によってはとても高価
高級な木材を使うほど、杉テーブルの値段は高価になります。
樹齢1000年以上を持つ屋久杉を使用したテーブルは、安いものでも約60〜160万円程度です。
それ以外でも、地元名産の木材を使った杉テーブルは、高値の傾向にあります。
一般的な杉テーブルは、安くて小さいサイズのものであれば2万円前後で購入ができます。
素材にこだわりがなく、純粋に木のぬくもりのあるテーブルが欲しいのであれば、一般的なものを選びましょう。
杉テーブルはネット通販でも購入可能ですが、実際に目で見て確かめるために家具店やホームセンターで購入するのがおすすめです。
高級杉を使用したテーブルは、とても高価ではありますが品質の高さや丈夫さは値段に劣りません。
テーブルの職人が、こだわり抜いた製法で高級な杉テーブルを作り上げています。
どうしても高級な杉テーブルを購入したい場合は、分割払いも視野に入れておくとよいでしょう。
杉テーブルのメリット
杉テーブルのメリットは、下記の3つが挙げられます。
- 和の空間に馴染みやすい
- DIYで作りやすい
- デスクが洗練された雰囲気になる
この章では、それぞれのメリットについて解説していきます。デメリットとメリットの両者を把握して、理想の杉テーブル選びをしてください。
和の空間に馴染みやすい
さまざまな空間に合わせやすいのが、杉テーブルの魅力です。
特に、和室に置くと上品な雰囲気が際立ち、落ち着いた空間を演出します。
優しい木のぬくもりあふれる杉テーブルと淡い畳の色によって、静かで品のある空間になるのがメリットです。
客間の和室に杉テーブルを置くと、お客様も自然のぬくもりを感じて心穏やかな気持ちでいられるかもしれません。
そして、明るい色の杉テーブルを選べば部屋全体の印象も明るくできるでしょう。
部屋の雰囲気に応じて、お好みの杉テーブルのデザインから選ぶと、部屋の雰囲気を明るく上品にできる可能性があります。
いつもの和室を上品で洗練された雰囲気にしたいのであれば、空間に合った杉テーブルの設置を検討してみてはいかかでしょうか。
DIYで作りやすい
杉テーブルは、DIYで自作ができます。
一枚板などの必要な材料と工具を準備して、手順に沿って自分好みの杉テーブル製作が可能です。
ホームセンターによってはさまざまなタイプの杉板が販売されているので、それらを利用しながら自由自在に杉テーブルを作れます。
杉テーブルを自作するには時間や工数がかかりますが、無事に完成した時の喜びはひとしおです。
杉テーブルを作ったあとは、塗料でキズや凹みを修復したり適宜拭き掃除をしたりしながら、テーブルの質を維持していく必要があります。
DIYの知識やスキルがある方、もしくはDIYを趣味として始めてみたい方は、ぜひオリジナルの杉テーブル造りにチャレンジしてみましょう。
デスクが洗練された雰囲気になる
仕事で使うデスクに杉テーブルを使用すると、すっきりとしておしゃれな雰囲気になります。
仕事用デスクがおしゃれで洗練された雰囲気になれば、仕事のモチベーションも上がりやすくなるでしょう。
仕事用デスクの清潔を保てば、杉テーブルのおしゃれな外観は長く維持できます。
なるべくホコリをためないようにして、適度に拭き掃除や整理をしながら杉の木の美しい木目模様を維持していきましょう。
仕事用デスクのみならず、客間用のテーブルにも杉テーブルが向いています。
お客様に木のぬくもりを感じてもらいながら、ゆったりくつろげる空間を演出できます。
杉テーブルの柔らかい特徴はデメリットになる?
杉テーブルの材質の特徴として、独特の柔らかさがあります。
柔らかい木材は、「キズや凹みがつきやすい」というマイナスイメージを持たれがちです。
しかし、杉テーブルの柔らかさはデメリットにはなりません。
杉板の柔らかさによって、木のぬくもりを感じやすくなります。
触った時に質感を感じて、その柔らかさに癒される人もいるでしょう。
自然のままの木を身近に感じられる点が、杉テーブルの柔らかさのメリットといえます。
杉テーブルの柔らかさを感じながら、仕事をしたり家族の時間を過ごしたりするのも、決して悪いことではありません。
杉テーブルを選ぶ際は、木目模様や大きさと同じように質感もチェックしてみてはいかがでしょうか。
杉テーブルに関するよくある質問
この章では、杉テーブルに関するよくある質問と回答を解説します。
今回紹介するのは、ヒノキダイニングテーブル、天然木テーブル、一枚板の杉テーブルに関する3つの質問です。
- ヒノキダイニングテーブルのデメリットは?
- 天然木テーブルのデメリットは?
- 一枚板の杉テーブルは買うと後悔する?
これらの質問の回答を、テーブル選びの際に参考にしてください。
ヒノキダイニングテーブルのデメリットは?
ヒノキダイニングテーブルのデメリットは、主に下記の4点です。
- 他の木材のテーブルよりも費用が高め
- ヒノキの香りで気分が悪くなる場合もある
- 油分が多い木材のため着色には向いていない
- ヒノキが水分を吸収しやすく、湿気の多い場所だと変形する恐れがある
ヒノキダイニングテーブルは耐久性が高く、反りが少ないのが主な特徴です。
湿気が少なく通気性の良い場所でヒノキダイニングテーブルを使えば、変形のデメリットは解消される可能性があります。
もしヒノキダイニングテーブルを購入する際は、実際に家具専門店に行ってテーブルの香りや触り心地を確かめてみると良いでしょう。
天然木テーブルのデメリットは?
天然木テーブルのデメリットは、主に下記の4点です
- 重量があるため持ち運びが大変
- 変色しやすい
- 費用が高い
- 周辺環境の湿度によっては反りやねじれが生じる
天然木テーブルは、木の模様や色のぬくもりを感じられて、なおかつとても強度の高いテーブルです。
主に無垢材と突き板の2種類があり、突き板であれは比較的リーズナブルに購入が可能。
無垢材も突き板も、重量や価格に違いはありますが、どちらも木のぬくもりを感じやすいのが最大のメリットです。
しっかりと手入れをすることで、天然木テーブルは長持ちしやすくなります。
一枚板の杉テーブルは買うと後悔する?
いいえ、一枚板の杉テーブルを買っても後悔はしません。
反りや割りのリスクはありますが、適切に手入れをしていけば防げます。
実際に家具専門店で杉テーブルを見て、どんな雰囲気のテーブルか確かめてから購入すれば後悔はしにくくなるでしょう。
店舗で購入すれば、万が一反りや割りが出た場合にアフターサービスで無料の修理をしてくれるケースもあります。
一枚板のテーブルは世界に1つだけです。
同じ木の種類であっても、木目模様や色合いなどがそれぞれ異なるので、全く同じ杉テーブルはできません。
どれも、買う人にとって唯一無二の形をした杉テーブルです。
自分好みの杉テーブルを購入したら、こまめに手入れをして長く大切に使いましょう。
まとめ:杉テーブルを置いて空間をおしゃれにしよう!
本記事では、杉テーブルのデメリットやメリット、よくある質問にお答えしました。
改めて、杉テーブルのデメリットをおさらいしておきましょう。
- 樹脂がひび割れる場合がある
- 時々腐食が見られる
- 木の種類によってはとても高価
杉テーブルにはさまざまな種類があり、選び方も人によって異なります。
木のぬくもりを近くに感じられる杉テーブルは、置くだけで生活空間の雰囲気をパッと明るく演出してくれるでしょう。
杉テーブルは木材で出来ているため、湿気による腐食や経年劣化で出来るキズなどに注意しながら管理していく必要があります。
杉テーブルをより長持ちさせるためには、万が一キズや凹みなどがあったらすぐにメンテナンスをすることが大切です。
杉テーブルのデメリットとメリットを把握して、空間に見合った素敵な杉テーブルの購入を検討しましょう。
コメント