「可愛いホーロー食器が欲しいけどデメリットは?」
「他食器と比べるとどんな違いがある?」
「おすすめのホーロー食器があったら知りたい」
ホーロー食器に興味があるものの、デメリットを知ったうえで購入したいと考えている人も多いはず。
ホーロー食器は耐久性が低い・取り扱いにくいなど、他素材で作られた食器と比べてデメリットはいくつかあります。
ただし、保温性に優れる・汚れがつきにくいといったメリットも存在する優れた食器です。
今回の記事では、ホーロー食器のメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただければメリット・デメリットを比較できるので、後悔のないお買い物ができるはずです。
ホーロー食器のおすすめ商品も合わせて紹介するので、お気に入りの食器も見つかるかもしれませんよ。
ホーロー食器のデメリット
では、最初にホーロー食器のデメリットをみていきましょう。
デメリットは以下の4点です。
- 電子レンジの使用は不可
- 急な温度変化に弱く破損する可能性がある
- 傷がつきやすく耐久性に欠ける
- 熱伝導率が高いため熱くて持てない
1つずつ詳しく解説していきます。
電子レンジの使用は不可
ホーロー食器は鋳物とガラスの層で作られた食器になるため、電子レンジは不可です。
ホーローの構造は、金属材料にガラス質の釉薬が焼き付けられているので、金属が電磁波を反射してしまいます。
そのため、食器に盛り付けた料理が温まらないため電子レンジの使用はできません。
さらに注意すべきは、ホーロー食器を電子レンジで使用した際に火花が飛び散り故障の原因になるケースもあります。
「短時間の温めならいいかな」と安易に入れることは厳禁です。
ホーロー食器は直火・オーブンは使用できますので別手段で料理は温めるようにしましょう。
急な温度変化に弱く破損する可能性がある
ホーロー食器は急な加熱や急冷に弱く、ヒビや割れを引き起こす可能性があります。
急激な温度変化によって素材である金属が膨張してしまい、表面のガラスコーティングが耐えられずヒビや割れを引き起こしてしまいます。
たとえば、オーブンから取り出してすぐに水をかける行為、冷蔵庫から取り出してすぐに火にかける行為は危険ですので注意が必要です。
急激な温度変化さえ起こらなければ問題はないため、冷やす前・温める前に温度状況を確かめてから次の作業に入るようにしましょう。
傷がつきやすく耐久性にかける
ホーロー食器は傷がつきやすく、ぶつけて欠けやすい性質があります。
表面がガラス素材でできているため、衝撃で傷や割れが発生しやすいのが難点です。
また、傷がついてしまうと隙間から水分が入ってしまい、金属が錆びていきます。
状態が悪いと表面が剥がれていくケースもあるでしょう。
ただし、錆や汚れを落とそうとして、クレンザーや金属たわしを使うとより傷がついてしまうので使用はNGとなります。
万が一傷がついた場合も補修キットが存在するので、手入れをしていれば長く使用できるでしょう。
私もお気に入りのホーロー食器は長年愛用しています。
熱伝導率がよいため熱くて持てない
ホーロー食器は熱伝導率が高いため、食器が熱くなってしまい加熱後は熱くて持てないほど高温になります。
さらに保温性に優れていることで冷めずらいので、加熱後に触れる場合は注意が必要です。
直火で温めた後・オーブンで温めた後は、少し時間をおくかミトンやタオルを使って触れるようにしましょう。
キャンプでホーロー食器を使用するケースも多いかと思いますが、お子様がいる場合は特に注意してください。
ホーロー食器のメリット
次にホーロー食器のメリットを確認してみましょう。
メリットは以下です。
- 臭いや汚れがつきにくく長く使える
- 酸や塩分に耐性があり作った料理の長期保存が可能
- 色鮮やかなデザインが多く食卓を華やかにする
- 保温性がよく料理を美味しく食べられる
1つずつ詳しく解説していきます。
臭いや汚れがつきにくく長く使える
ホーロー食器はガラス素材で表面ができているので断然汚れが落ちやすい食器です。
ガラス材でコーティングされているので、こびりつきやすい汚れが簡単に落ちてしまいます。
毎日の片付けで大変な主婦や食器洗いが面倒な人にはぴったりですよ。
くわえて、臭いもつきにくい素材の食器です。
ガラスは抜群の非吸着性を発揮するため、臭いがキツイ料理を入れても問題ありません。
食器に臭いがこびりつきやすい料理といえばカレーですが、ホーロー食器を使えば気にせず別の料理にもお使いいただけます。
我が家でもお気に入りのホーロー食器はいろいろな料理で使用してきましたが、何年も現役で使えてますよ。
酸や塩分に耐性があり作った料理の長期保存が可能
ホーロー食器は他の食器と比べて、食材の風味や質を劣化させにくい性質があります。
理由は酸や塩分に強い素材でできているため、雑菌を繁殖しにくい食器だからです。
具体的には以下の耐性に優れています。
- 塩素
- 硫酸
- 有機酸
- 塩分
食材の劣化を防ぐ・味を変化させない効果があるため、長期保存したい料理があればホーロー食器を使用して保存するのがおすすめです。
漬物、ジャム、酢漬け、マリネ料理など長く保存できる料理と組み合わせるとより効果が期待できます。
色鮮やかなデザインが多く食卓を華やかにする
ホーロー食器は表面がガラス質になっていることで着色が自由にできます。
そのため、おしゃれで可愛いデザインが多いのも特徴です。
色鮮やかで適度な光沢がある食器が多いので、お気に入りの一皿を見つけられるかもしれません。
なかには、加工技術を駆使してキャラクターが描かれた食器もあるなど、他素材とは違った楽しみ方もできるのがホーロー食器の魅力でしょう。
使用する食器が色鮮やかだと食卓も華やかになるので、特別な日に使うホーロー食器やキャンプの時に使う可愛いホーロー食器を持っておくのもおしゃれな使い方ですね。
保温性がよく料理を美味しく食べられる
ホーロー食器はある程度の厚みがある食器で、表面をガラスでコーティングされた仕様なので、保温性に優れている食器です。
熱々の料理も冷めにくく、美味しい料理を時間をかけて味わいながら楽しむことができます。
保温性が優れている点を生かしてホーロー食器でそのまま調理をして、皿を移し替えずにそのまま食卓へ並べてしまうことも可能です。
熱伝導に優れたホーロー食器を使ってお湯を早く沸かせるのもメリットもあるので、光熱費を浮かすアイテムとしても力を発揮してくれます。
ホーローのケトルでお湯を沸かして、ホーロー素材のマグカップでコーヒーを入れれば、節約しつつ美味しいコーヒーがいただけるはずです。
おすすめのホーロー食器セット
ここでは数々の商品を試したなかでも、皆様におすすめしたいホーロー食器セットを2つ紹介いたします。
「ホーロー食器に興味が湧いてきたんだよね・・・」「キャンプで使いやすいホーロー食器はないかな」と感じている人はぜひこちらの商品で試してみてはいかがでしょうか。
Amazonで購入できる商品ですので、手軽に挑戦できますよ。
コールマン(Coleman) エナメルディッシュウェアセット
アウトドアブランドであるコールマンから出ているホーロー食器セットです。
ファミリーに適した4人分のセットで、専用の収納ケース付きになっています。
デザインは発色のよい白を基調とした食器で、アクセントとして皿のふちにはシルバーのラインが入ることで高見えする雰囲気に仕上がっていますね。
コールマンのロゴもさりげなく入っているので、おしゃれな食器として使えるアイテムです。
セット内容はプレート型×4枚、ボウル型×4枚、マグカップ×4個が付く形で、一式揃うようになっています。
各サイズは以下の通りです。
セット内容 | サイズ | 重さ |
プレート型 | 約26(内径19)×3(h)cm | 約300g |
ボウル型 | 約15×5(h)cm | 約110g |
マグカップ | 約9×8(h)cm | 約100g |
アマゾン評価も星5つ中の4を獲得していて口コミによる評価も好印象が伺えます。
白いホウロウの食器セットです。
どんな食事にも映え、おしゃれです。
しかも軽くて、サイズ的にも使いやすい!
収納ケースがあるので、持ち運びも楽です。
ゆとりをもって収納できる設計の収納ケースなので、
空いたスペースにフォークなどのカトラリーを別袋に入れて収納しています。
引用元:Amazon
FALCON ファルコン ホーローPLATE SET プレート4枚セット
海外のホーロー食器といえばイギリスを代表するブランドのファルコン。
ファルコンのホーロー食器は重厚に作られているため、耐久性が高いと世界から評価を集めているブランドです。
今回紹介する商品のデザインは、シンプルでありながら、ふちにはPOPなカラーを使用して飽きずに使い続けられる雰囲気になっています。
普段使いからパーティーシーン、アウトドアシーンまで用途を選ばず使える食器なので、利便性にも優れているでしょう。
もちろん直火はOKで、オーブンも270度まで対応可能です。
セット内容 | サイズ | カラーバリエーション |
4枚セット | 24cmプレート | ホワイト、レッド、グレー、ブラック |
アマゾン評価は星5つ中の3.3で、口コミのレビューでは購入したことに満足している様子が伺えます。
キャンプ用のホーロープレートに、1番良いサイズ感でした。外でしか使わないだろうと思ったけれど、使い勝手がよいので時々おうちでも使います。思ってたより活躍率が高いプレートでした。
引用元::Amazon
ホーロー食器に関するよくある質問
ホーロー食器に関してよくある質問をまとめました。
簡潔に答えを記入していますので、疑問に感じている部分がスッキリ解消できるはずです。
ホーロー食器は電子レンジ対応?
ホーロー食器は電子レンジ不可です。
鋳物とガラス層で作られたホーロー食器には金属が含まれているので、電磁波を反射してしまいます。
結果、食器に盛り付けた料理が温まらないでしょう。
場合によっては火花が散ってしまい電子レンジの故障につながるケースもあり注意が必要です。
キャンプ用のホーロー食器のおすすめは?
キャンプ用でおすすめのホーロー食器はキャプテンスタッグから発売されている「ウエストホーロー食器」がおすすめです。
皿・ボウル・マグカップがそれぞれ4個セットで、値段も4,527円(税込)でお得な内容になっています。
最近のキャンプは写真映えする道具を選ぶユーザーも多いです。
今回紹介するホーロー食器も絶妙なブルー調に仕上がったデザインで、どんな料理を盛り付けてもおしゃれに見えるアイテムになっていますよ。
一式収納するケースが付き、手軽に持ち運びできるのでファミリーキャンプにぴったりでしょう。
ホーロー食器は食洗機に入れて大丈夫?
ホーロー食器を食洗機に入れるのは基本的にNGです。
もし入れてしまった場合は以下の危険性があります。
- ホーロー食器の一部が焦げ付く・剥がれる
- ホーロー食器と他食器がぶつかり傷がつく
- 食洗機で使用する洗剤によってはホーロー食器がダメになる
ホーローは少しでも傷や破損が発生すると錆やカビが発生しやすく、使えなくなるデメリットがあるため、食洗機の使用は避けましょう。
ホーロー食器は直火にかけられる?
ホーロー食器は耐熱性にもよりますが基本的に直火はOKです。
「ホーローで作られた調理用具はOKだが食器はNG」といわれることもありますが、多くのホーロー食器は200度以上の耐熱性があるため直火は問題ないでしょう。
ただし冷えたホーロー食器を急激に直火で温めるのはNGです。
ホーローは急激な温度変化に弱いので、ヒビや割れてしまう可能性があるでしょう。
まとめ:ホーロー食器のデメリットを徹底解説!
ホーロー食器のデメリットは以下4点あります。
- 電子レンジの使用は不可
- 急な温度変化に弱く破損する可能性がある
- 傷がつきやすく耐久性に欠ける
- 熱伝導率が高いため熱くて持てない
使用や管理に手間がかかるホーロー食器ではありますが、扱い方を注意して使用すれば問題なく使える食器です。
また、汚れが落ちやすい・長期保存に向いているなど他素材で作られた食器と比べて利点も多いといえるでしょう。
ホーロー食器を「どんな利用で」「どう使いたいか」をイメージして、デメリットと比較しながら購入を検討してみましょう。
私もホーロー食器は長年使用しているので、ぜひ一度試してみてほしいです。
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