「バランスボールを椅子代わりにすると腰痛が悪くなる?」
「バランスボールの正しい座り方やサイズ選びは?」
「椅子代わりにできるおすすめのバランスボールを教えて」
など、バランスボールの購入に迷っている方はいませんか。
プロスポーツ選手もバランスボールのトレーニングを取り入れるほど、効果の高さが注目されているバランスボール。
普段座る椅子代わりに使って、手軽にトレーニングしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回はバランスボールを椅子代わりに使ったときのメリットだけでなく、デメリットにも着目して、皆様のお悩みにお答えしていきます。
正しいサイズの選び方や子供が使えるおすすめのバランスボールなど、情報盛り沢山ですので、ぜひ最後までご覧ください。
バランスボールを椅子代わりにするデメリット
最初にバランスボールを椅子代わりにするデメリットを紹介していきます。
- 肩の痛みや腰痛など体に余計な負荷をかける
- 疲労感を感じやすい
- 転倒の危険性がある
一つずつ詳しく解説します。
肩の痛みや腰痛など体に余計な負荷をかける
インナーマッスルや体幹強化の目的で、バランスボールを椅子代わりに使用した際、間違った使い方をしてしまうと体へ余計な負荷をかけることになり、かえって不調になるケースがあります。
特に、専門の医師から指導を受けずに独学でやってしまうと、正しい使い方や姿勢を理解しないまま使用しているケースが多く、さまざまな部位から痛みを感じてしまうかもしれません。
「とにかく椅子代わりにバランスボール使っておけば調子が良くなる」といった間違った情報に流されず、まずは医師に相談してから実施するのをおすすめします。
また腰や肩など、どこか痛みを感じている場合もかえって悪化させてしまう可能性もあるため、十分注意が必要といえます。
疲労感を感じやすい
バランスボールにただ座っているだけでも筋肉を使用し、慣れていない内は集中力も消費するため、想像以上に疲労を感じてしまうかもしれません。
椅子に座っているときより運動量は確実に多くなるため、健康作りの一環として始めたつもりが、余計に疲れを感じやすくなるケースもあります。
そもそもバランスボールは体勢が崩れると転んでしまうほど不安定なもの。
したがって、体勢を維持するためにも非常に多くの筋肉を動かします。
体幹が弱い人ほど筋肉の緊張状態が長くなりますので、疲労感を感じやすいはずです。
転倒の危険性がある
バランスボールは誰でも使える健康器具として認知されていますが、使用中に大きな怪我や事故につながる可能性があります。
ボールの上は非常に不安定で、少しでも力が抜けたりバランスを崩したりすれば、簡単に転げ落ちてしまう特徴があるので、使用には細心の注意が必要です。
もし勢いがついた状態で転げ落ちてしまえば、床に強く打ち付けてしまうケースや周辺の物にぶつかって怪我をしてしまうケースもあり、重大な事故につながるリスクが潜んでいるといえます。
転倒や他の事故を防ぐためにも、以下の使い方はしないでください。
- 飛び乗り
- 穴が開いたバランスボールを修理
- 熱源の近くで使用
- 複数人で使用
- 屋外保管
バランスボールを椅子代わりにするメリット
続いて、バランスボールを椅子代わりにするメリットを見ていきます。
- 座っている間は良い姿勢が保ちやすい
- 集中力が増す
- 体の不調や腰痛の予防ができるケースもある
バランスボールは使い方さえ間違わなければ、体幹を鍛える器具として高い効果を発揮してくれるはずです。
座っている間は良い姿勢が保ちやすい
バランスボールの上に座っていると、自然と背筋が伸びた良い姿勢の状態になります。
これは骨盤が通常よりも安定した位置にキープされることで、意識をしなくても背筋が伸びて良い姿勢になる形です。
この状態を継続して繰り返していくと、少しずつ骨盤の歪みが矯正されていく可能性もあります。
産後の骨盤矯正の一環として、バランスボールによるトレーニングを進めている接骨院もあります。
集中力が増す
バランスボールに座っていると姿勢が整うため、勉強や仕事に集中できるようになるかもしれません。
そもそも姿勢が悪い状態は痛みが発生するだけでなく、自立神経のバランスを乱す要因でもあります。
さらに、呼吸が浅い状態になり脳へ送る酸素が不足している可能性もあるでしょう。
反対に姿勢が良い状態であれば、上記の症状が起きないだけでなく、交換神経が優位になることで勉強や仕事に対する意欲が高まっているといえます。
体の不調や腰痛の予防ができるケースもある
バランスボールを使って姿勢を正すことができれば、腰痛など慢性的に感じている体の不調を改善する効果が期待できます。
効果が期待できる理由は下記の通りです。
- 体幹を鍛えて筋肉量の増加
- 骨盤の矯正
- 日常でクセになっている変な座り方を改善
ただし医者からの診察で、神経からの炎症や何らかの病気による痛みが発生している場合は、バランスボールの使用は悪化につながる可能性もあるのでやめるようにしてくださいね。
バランスボールの正しい座り方は?
バランスボールに座る時の基本姿勢は、深く腰掛けすぎず、両足の裏面が地面に付いている状態にします。
しっかりと両足が地面についていないと、バランスを取るのが難しくなってしまい、正しい動作や姿勢を維持できません。
万が一滑ってしまう危険性も考え、滑りにくい靴もしくは素足の状態でバランスボールを使用してください。
他にも正しく座るために注意すべき点がありますので、以下に記載しておきます。
- バランスボールの中心に座る
- 頭から一直線になるよう背筋を伸ばした状態を維持する
- 足の裏を地面につけた状態で、膝と腰がそれぞれ90度で曲がっている状態にして高さを合わせる
- バランスボールの空気量は7〜8割程度にしておく
バランスボールの適性なサイズは?
椅子代わりのバランスボールを選ぶ際には、自分の身長に合わせたサイズ選びがなにより重要です。
適正なサイズを使用しないと腰や背中に負担をかけてしまうので、必ず購入の際はサイズ確認をしてください。
ポイントは、バランスボールの上に座った時は膝が90度になるかが重要です。
参考までにサイズ早見表を載せておきますので、参考にしてください。
身長 | バランスボールサイズ |
---|---|
150cm未満 | 45cm〜55cm前後 |
150cm〜170cm | 55cm〜65cm前後 |
170cm〜180cm | 65cm〜75cm前後 |
180cm以上 | 75cm〜85cm前後 |
足の長さによっても変わってしまうので、可能であれば店頭にて一度試してみるのがベストです。
椅子代わりに使えるおすすめのバランスボール
バランスボールを購入する際、「どれも変わらないでしょ?」と思うかもしれませんが、サイズだけでなくタイプや表面の素材感も変わってきます。
また、椅子代わりとして使うのであれば、空間の景観を崩さないためにもデザイン性は重要になるはず。
探してみるとたくさんの商品が出てきますので、あなたにぴったりのバランスボールを見つけてください。
ここでは、椅子代わりに使用して高評価だった商品を2つ厳選して紹介していきます。
おしゃれ:モダンデコ バランスボール
重量 | 約2.1kg |
耐荷重 | 約200kg |
価格 | 4.999円(税込) |
サイズ | 直径65cm |
付属品 | ボールスタンド、ハンドポンプ、栓抜き×1、止め栓(予備)×1、バルブアダプター、脱気ストロー×1 |
保証 | 3ヶ月保証 |
インテリア家具のブランドとして知っている方も多いモダンデコから販売されているバランスボールです。
おしゃれなインテリアを数多く販売しているだけあり、バランスボールのデザインにもこだわりを感じる商品で、ナチュラルカラーを揃えています。
お部屋の印象を崩さない、暮らしに溶け込む雰囲気なので、椅子代わりのバランスボールとして高評価でした。
見た目だけでなく、機能性もバッチリ。
- 持ち運び用のハンドル付きで移動が楽
- 転がりにくいボールスタンド付き
- カバーは取り外せて手洗い可能
お部屋のインテリアにこだわっている方は間違いなくおすすめです。
腰痛改善:マルームズ バランスボール
重量 | 約1.85kg |
耐荷重 | – |
価格 | 16.500円(税込) |
サイズ | 直径52cm |
付属品 | バランスボール / カバー(ポリエステル 97.1%、ポリウレタン 2.9%)/ フレームパーツ×5 / ゴム脚×10 / 空気入れ×1 / ピン×2 / ピン抜き×1 / 取扱説明書 |
保証 | 商品到着3日以内(未使用) |
マルームズのバランスボールは、「椅子代わりに使えるバランスボール」として設計がされているので、長時間座り続けても疲れない構造になっています。
座るだけで骨盤が立ちやすく、自然と背筋が伸びるため、腰痛持ちの方でも座って作業がしやすいと評判です。
もちろん座りながら体幹を鍛えられるので、徐々にインナーマッスルも発達し腰痛改善の効果も期待できます。
レビューでも「いつもソファで腰が痛くなっていた腰痛持ちの父親にプレゼントしたら、無理なく使い続けている」と声もあったので、普段から腰痛がある方にもぜひ試してほしいと思います。
バランスボールに関するよくある質問
最後にバランスボールに関するよくある質問にお答えしていきます。
子供が椅子代わりに使えるバランスボールはある?
最近は子供用として販売されているバランスボールも増えています。
その中でも「東急オアシススポーツ」が販売するバランスボールがおすすめです。
子供でも座りやすい45cmサイズになっており、万が一穴が開いてしまってもいきなり破裂しないアンチバーストタイプなので安全面も文句なしです。
さらに固定リング付きなので、バランスボールが転がってお子様が転倒するリスクも最大限抑えられます。
なにより、子供が使うとなると「すぐに壊れてしまった」「買ったのに嫌がられてしまった」などイレギュラーが起きがちですが、保証が非常に充実しているので安心して購入・使用できるのも魅力です。
- 使用した後でも30日間返品OK
- 万が一の故障にも1年間の保証付き
バランスボールを椅子代わりにすると腰痛になる?
バランスボールを椅子代わりに使った場合、必ずしも腰痛になるわけではありません。
むしろ、正しい使い方をすれば腰痛改善の効果が期待できると提唱する方も多く存在します。
例えば、和歌山県の役所では腰痛を訴える職員のために、椅子をバランスボールに変更する取り組みも行われています。
ただし、「正しい座り方をしていない」「病気や神経が原因で腰痛になっている」場合は、さらに悪化させる可能性もあるので使用には注意が必要です。
椅子の上に置くおすすめのバランスボールは?
バランスボールには、椅子の上に置くタイプの商品もあります。
ボール型よりも大幅にサイズが小さく、座布団代わりに使えると同時に体幹を鍛えられるアイテムです。
おすすめはタニタの「タニタサイズ バランスクッション TS-959」で、Amazonのバランスディスク・ボード部門でベストセラー1位に輝いています。
タニタの「いつもの生活に取り込みながら、無理なく」というコンセプトがしっかり反映された商品で、手軽で使いやすい商品です。
座っているだけで消費カロリーが14%アップするデータもあり、毎日使える健康グッズとしても最適。
座るだけでインナーマッスルを鍛えられるので、毎日デスク作業をする方はぜひ試してください。
お値段も1.592円と購入しやすいのも高評価です。
バランスボールを椅子代わりにするとダイエット効果はある?
バランスボールを椅子代わりにすれば体幹を鍛えることができるので、ダイエット効果が期待できます。
他にも体幹だけでなく、ダイエットに対してプラスに働く効果があります。
- 体のゆがみを解消して代謝を上げる
- 腸腰筋を鍛えることで老廃物の排出(むくみの改善)
- 腸の動きを活発化し便秘の解消
- お腹周りの引き締め
バランスボールを使ったからといってすぐに大きな効果が出るのは難しいですが、日々継続して使用していけば結果がついてくるはずです。
まとめ:バランスボールを椅子代わりにして後悔したくない人に向けて徹底解説
ここまでバランスボールを椅子代わりにするデメリットとメリットを解説してきました。
デメリットはこちら。
- 肩の痛みや腰痛など体に余計な負荷をかける
- 疲労感を感じやすい
- 転倒の危険性がある
バランスボールを椅子代わりにすれば体幹を鍛えられるため、健康的な体作りのアイテムとしておすすめです。
椅子として利用できれば、「テレビを見ながら」「仕事しながら」など別の作業をしながらトレーニングもできます。
ただし、バランスボールのサイズが適正でない場合や座り方が間違っている場合は、体の調子を悪化させてしまう可能性もあります。
使いやすく自分に合っているバランスボールが選べるように、今回の記事を参考にしていただけたらと思います。
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