飾るだけで部屋がおしゃれになる観葉植物。
観葉植物が気になっている人も多いのではないでしょうか。
「忙しくて観葉植物の水やりができない」
「観葉植物は枯れたときにショック」
観葉植物に興味があっても、植物は生き物ですから世話が必要です。
生き物を買ってしまってから、後悔したくないですよね。
そこで今回は観葉植物のデメリットを中心にお伝えします。
デメリットを知って観葉植物を買うか・買わないか判断材料にしてくださいね。
観葉植物のデメリット
観葉植物を育てて20年以上の筆者が、デメリットをお伝えします。
観葉植物のデメリットは、主に3つです。
- 水やりがたいへん
- 虫がつく可能性がある
- 枯れてしまう可能性がある
詳しく見ていきましょう。
水やりがたいへん
観葉植物のデメリット一つ目は「水やりが大変」な点です。
植物は生きていますから、やはりお世話は必要ですよね。
観葉植物の水やりは、植物の特性に合わせておこなう必要があります。
過湿が苦手な植物に水をあげ過ぎると、根腐れを起こして枯れてしまうリスクも……。
確かに観葉植物の水やりは大変ですが、3つの基本を覚えておけば大丈夫です。
- 土を触ってみて乾いていたらたっぷり水をあげる
- 鉢皿の水は捨てる
- ときどき霧吹きで葉に水をかける
忙しくて頻繁に水をあげられない人は、乾燥を好む観葉植物を育てるのがおすすめです。
まずは丈夫で育てやすい一鉢からはじめれば、観葉植物の水やりはそれほどたいへんな作業ではありません。
虫がつく可能性がある
観葉植物のデメリット二つめは「虫がつく可能性がある」です。
「虫が嫌いだから、観葉植物は置かない」という人もいますよね。
観葉植物に虫がつくのは、いくつか原因があります。
- 買ってきた鉢にもともと虫がいた
- 土が常に湿っている
- 受け皿に水がたまっている
- 葉が乾燥している
(参照:観葉植物に虫がわかない方法|発生原因・予防対策・駆除方法まとめ)
観葉植物をよく観察し、虫を見つけたら速やかに対処しましょう。
効果的なのは殺虫剤です。
さまざまなタイプの殺虫剤が販売されていますので、観葉植物を購入したお店に相談するのがおすすめです。
枯れてしまう可能性がある
観葉植物のデメリット三つめは「枯れてしまう可能性がある」です。
やはり生き物ですから、観葉植物は枯れてしまうリスクがあります。
育ていた観葉植物が枯れてしまうのは、とてもショックですよね。
枯れないようにするには、観葉植物の特性に合った「水やり」「日当たり」「温度」「肥料」などの管理をおこなうのが重要です。
観葉植物のメリット
観葉植物にはもちろん、メリットもあります。
筆者が考える観葉植物のメリットは、主に3つです。
- リラックス効果がある
- 空気清浄効果が期待できる
- おしゃれなインテリアになる
一つずつお伝えします。
リラックス効果がある
観葉植物のメリット一つめは「リラックス効果がある」点です。
観葉植物の緑は、心を落ち着けストレスを軽減させる効果があります。
(参照:園芸療法|室内に観葉植物を置く効果 |住友化学園芸 )
また、観葉植物は生き物ですからお世話が必要です。
植物の手入れをする時間は、あなたに癒しやリラックスをもたらします。
あなたが愛情を注いでお世話すれば、観葉植物も応えて元気に成長するでしょう。
観葉植物が成長する姿は、あなたに喜びや充実感を与えてくれます。
空気清浄効果が期待できる
観葉植物のメリット二つめは「空気清浄効果が期待できる」です。
植物は有害物質ホルムアルデヒドなどを取り除き、室内の空気清浄効果があると科学的に証明されました。
植物に空気清浄効果があると最初に証明したのはNASA(アメリカ航空宇宙局)で1980年代のことです。
(参照:植物の室内空気の浄化効果 - NASAが初めて証明 )
特に空気清浄効果の高い植物を「エコプラント」呼び、50種類がリストアップされています。
お部屋の空気をきれいにしたい人は「エコプラント」を選ぶのがおすすめです。
(参照:空気清浄効果がある観葉植物14選!効果抜群の置き場所まで徹底紹介|東京寿園マガジン )
植物が虫や病気から身を守るために生成するのが「フィトケミカル」という物質です。
フィトケミカルは、抗菌作用がありバクテリアやカビの増殖を防ぐはたらきがあるとされていますよ。
(参照:観葉植物の持つ洗浄効果とは )
観葉植物の空気清浄効果は、植物の大きさや量、部屋の広さによって変わります。
観葉植物を選ぶ際は、空気清浄効果にフォーカスしてみるのもいいですね。
おしゃれなインテリアになる
観葉植物のメリット三つめは「おしゃれなインテリアになる」です。
観葉植物は、置くだけで自然の雰囲気を取り入れてインテリアの主役になります。
さまざまな形や大きさの観葉植物がありますから、幅広い選択肢からお部屋の雰囲気に合ったものをえらべますよね。
観葉植物を配置して、空間にポイントを作ったり、目隠しにしたりできます。
置くだけでおしゃれなお部屋になる観葉植物をあなたも取り入れてみませんか。
観葉植物のおすすめを紹介
観葉植物を部屋に飾りたくても、種類が多すぎて選べない人もいるでしょう。
そこで、筆者おすすめの観葉植物を紹介します。
紹介する観葉植物は、どれも丈夫で育てやすいものばかりですよ。
観葉植物を選ぶ際は、植物の特性を理解して適した場所に飾るように心掛けてくださいね。
- 玄関の外に置くと幸運を呼ぶ観葉植物
- 玄関に置く風水的におすすめな観葉植物
- 初心者におすすめの観葉植物
- 家族が健康になる観葉植物
おすすめの観葉植物を一つずつ紹介します。
玄関の外に置くと幸運を呼ぶ観葉植物のおすすめは『ヘデラ(アイビー)』
玄関の外に観葉植物を置く場合、注意しなければならないのは耐寒性です。
観葉植物の多くは、温かい国原産のため基本的には寒さに弱いと考えてください。
そのため、寒冷地の冬場は観葉植物を室内に入れるなどの工夫が必要です。
また、観葉植物は急激な環境の変化に弱く最悪の場合枯れてしまうことがあります。
玄関の外に置く場合は急に外に出さずに、徐々に環境に慣らすようにしてください。
玄関はお家の幸運の入り口ですから、風水的にも縁起の良い植物を選びたいですよね。
寒さに強く、育てやすい観葉植物でおすすめは『ヘデラ(アイビー)』です。
項目 | 内容 |
---|---|
草丈 | 伸びると10m以上にもなる |
耐寒性 | 普通~強い |
耐暑性 | 強い |
栽培難易度 | 初心者向き |
育て方 | 耐寒性、耐陰性が強く丈夫で育てやすい。夏の直射日光による葉焼けに注意。 一年を通じて土が乾いてからたっぷり水をやる。 |
風水的な意味 | 仕事運アップ。金運アップ。良い気を招く。 |
『ヘデラ(アイビー)』には、たくさんの種類がありますが、基本的な育て方は変わりません。
玄関に置く観葉植物風水的におすすめは『オリヅルラン』
玄関は風水的に重要な場所ですから、できれば縁起の良い観葉植物を飾りたいですよね。
しかし、玄関は窓がないので日当たりがわるい、置くスペースがないなど植物を育てるには厳しい環境です。
日陰にも強く、丈夫で育てやすくさらに風水的におすすめの観葉植物は『オリヅルラン』です。
『オリヅルラン』は黄緑色の細長い葉に、白い斑(ふ)が入る柔らかい印象の観葉植物です。
葉が垂れ下がるように伸びるので吊り鉢や、台やカウンターの上に飾ると映えます。
小型の鉢も販売されていますから、スペースのない玄関でも飾りやすいですね。
『オリヅルラン』の特長は、以下のようになります。
項目 | 内容 |
---|---|
草丈 | 5~30cm |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
栽培難易度 | 初心者向き |
育て方 | 乾燥に強い。春夏の水やりは、土が乾いてからたっぷり。秋冬の水は控えめにする。 水はけのよい土を好み、日陰でも育つ。 |
風水的な意味 | 人間関係の運気アップ。玄関に置くと良縁に恵まれやすいと言われる。 |
『オリヅルラン』の詳しい育て方は、こちらの動画が参考になります。
初心者におすすめの観葉植物は『サンセベリア』
初心者が育てやすい筆者おすすめの観葉植物は『サンセベリア』です。
初心者が観葉植物のお世話で悩むのは、水やり頻度ではないでしょうか。
季節や植物の成長に合わせて適切に水を与えるのは、繊細な作業ですよね。
そんな初心者におすすめなのが、乾燥に強い観葉植物です。
『サンセベリア』は、多肉質の葉をもつ観葉植物なので過湿を嫌います。
マイナスイオンを発生する観葉植物としても有名なので、お部屋の空気をキレイにしてくれるでしょう。
『サンセベリア』の特長を以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
草丈 | 5~100cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
栽培難易度 | 初心者向き |
育て方 | 乾燥に強い。水やり、春夏は土を触って乾いていたら与える。水のやり過ぎ注意 暑さに強く、日当たりを好む。 |
風水的な意味 | 葉を上向きに伸ばすので魔除け・厄除けの意味がある。 |
『サンセベリア』の育て方は、こちらの動画を参考にしてくださいね。
家族が健康になる風水的におすすめの観葉植物は『パキラ』
家族の健康運アップするなら『パキラ』がおすすめです。
風水では悪いエネルギーを吸収してくれるとされている植物『パキラ』
『パキラ』は「快活」という花言葉をもち、健康運アップにも効果があるとされています。
ミニ観葉のような小さな鉢から大鉢までさまざまなタイプがあるので、スペースに合わせて選んでください。
掌を広げたような葉と太い幹の『パキラ』は、どんなインテリアともマッチします。
『パキラ』の特長を以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
樹高 | 10~200cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
栽培難易度 | 初心者向き |
育て方 | 乾燥に強い。水やりは、年間を通じて土が乾いてから。水のやり過ぎ注意 日陰でも育ち丈夫。 |
風水的な意味 | 邪気を払う。仕事運、勉強運アップ。発財樹と呼ばれ金運も引き寄せる。 |
パキラの育て方はこちらの動画で確認してみてくださいね。
観葉植物に関するよくある質問
ここからは、観葉植物に関するよくある質問にお答えしていきます。
買う前に観葉植物に関する疑問を解消しておきましょう。
- 観葉植物の代わりになるものは?
- 玄関に置いてはいけない観葉植物は?
- 観葉植物は室内は良くない?
- 観葉植物は何個まで?置きすぎないほうがいい?
- 高級感があるフェイクグリーンを扱うお店はある?
一つずつ質問の回答を見ていきましょう。
観葉植物の代わりになるものは?
観葉植物の代わりになるのは、多肉植物やエアプランツです。
どちらも、さまざまな種類があり、お手入れがラクな植物です。
多肉植物は、多肉質が特長の植物でサボテンも多肉植物の仲間です。
(参照:多肉植物とは?種類ごとの育て方や植え替え、増やし方 )
エアプランツは、着生植物の一種で葉から水を吸収するのが特長です。
(参照:知っておくと管理しやすい!エアプランツの生態や基礎知識 )
丈夫で育てやすいので、観葉植物の代わりになるものを探している人におすすめです。
玄関に置いてはいけない観葉植物は?
玄関に置いてはいけないのは「枯れている」「元気がない」「受け皿に水がたまっている」など手入れをしていない観葉植物です。
特定の種類の観葉植物を置いてはいけないということはありません。
どの観葉植物も置き場所の環境に合った種類を選び適切に管理すれば、玄関に置いて運気を下げることはありません。
玄関は家の顔、幸運の入り口となる重要な場所です。
玄関の観葉植物は、しっかり手入れしていきいきとした状態で飾りたいですね。
観葉植物は室内は良くない?
観葉植物とは、室内でも比較的育てやすい種類の植物のことをさします。
そのため、観葉植物は室内で育てるのに向いています。
どんな観葉植物にとっても必要なのは「日当たり」「水」「温度」「風通し」の4つです。
植物の種類によって「水が少なくても育つ」「日当たりがわるくても育つ」などの特性を持っています。
観葉植物の特性に合った場所に置き、適切に管理すれば室内で元気に育つでしょう。
観葉植物は何個まで?置きすぎないほうがいい?
観葉植物1部屋で多くても5~8個が適切です。
視界に占める緑の割合を緑視率といい、オフィスなら10~15%の緑視率が望ましいとされています。
(参照:オフィスの緑視率が向上すると業務効率が上がるって本当? )
観葉植物を置き過ぎると部屋が狭くなったり、ゴチャゴチャした印象になったりといったデメリットが発生します。
また、風水的にも観葉植物を置き過ぎると運気が下がる可能性があるとされています。
観葉植物が持つ特性や風水効果、あなたのライフスタイルや好みに合わせて数を絞って飾るのがおすすめです。
高級感があるフェイクグリーンを扱うお店はある?
フェイクグリーンは、本物の植物と見間違えるほど精巧につくられた高級感のあるものが販売されています。
光触媒という特殊なコーティングを施した、空気清浄効果のあるフェイクグリーンも人気です。
大手インターネット通販や生活雑貨店や百貨店などで、高級感あるフェイクグーンを扱っていますよ。
気になった人は探してみてはいかがでしょうか。
まとめ:観葉植物のデメリットは?やめた方がいいと後悔したくない人向けに徹底解説!
今回は観葉植物のデメリットを中心にお伝えしました。
観葉植物は生き物ですから、一度お部屋にお迎えしたら責任をもって管理したいですね。
管理ができない場合は、お手入れがラクな観葉植物を探すのがいいでしょう。
観葉植物と一言でいっても、種類や大きさによってそれぞれ特長があります。
飾る場所や、ご自分のライフスタイルに合った観葉植物を選ぶことが、長く楽しむコツです。
土を使わずに植物を育てるハイドロカルチャーに興味がある人は、こちらの記事がおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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