「スチーム加湿器が欲しいけど失敗したくない」
「スチーム加湿器を買うならどれがいいの?」
「スチーム加湿器のデメリットは何?」
上記のような悩みをお持ちではありませんか。
加湿器は種類によって特徴が異なります。選び方を間違うと「買ってから使い勝手が悪く後悔した」という場合もあります。
この記事では、スチーム式加湿器のデメリットを解説しているので、購入するかどうかの判断材料になるはずです。
スチーム式加湿器のデメリット
スチーム式加湿器のデメリットについて4つ紹介します。
- 電気代が高い
- やけどの恐れがある
- 転倒する危険がある
- 設定により結露が発生しやすくカビの原因になる
電気代が高い
スチーム式加湿器のデメリットとして、電気代が高いことが挙げられます。
スチーム式はヒーターで加熱しタンク内の水を温めて排出するので、電力が必要です。
他の種類と比較すると以下になります。
種類 | 電力(W) | 1時間あたりの電気料金 | 1日8時間30日使用した場合の最大料金 |
スチーム式 | 130w~260w+ | 約3.5~7.0円 | 1,680円 |
超音波式 | 20~30w | 約0.7円 | 168円 |
気化式 | 5w〜30w | 0.06~0.24円 | 57.6円 |
ハイブリッド式加熱気化式 | 150w~170w | 4.1~4.6円 | 1,104円 |
ハイブリッド式加熱超音波式 | 90w〜100w | 2.6円 | 624円 |
スチーム式は他の種類に比べ2〜6.3円割高になります。
ヒーターで加熱する分電力がかかるので高くなってしまいます。
SNSでも電気代が気になるという口コミが見られました。
やけどの恐れがある
スチーム式のデメリット2つ目として、やけどする恐れが挙げられます。
ヒーターで加熱しているのでタンク内は高熱になり、温度は100℃まで達するので高温のまま排出されるので、吹き出し口付近では73℃になっています。
小さいお子様が誤って開口部付近に手を当てたり、加湿器を転倒させてしまうと、やけどする可能性が高いです。
実際に消費者庁に小さいお子様によるやけどの報告が多く挙げられています。
参考元:Vol.572 暖房器具やスチーム式加湿器でのやけどに注意! | 消費者庁 (caa.go.jp)
事故が多いことから、経済産業省による注意喚起のSNS発信も見受けられます。
転倒する危険がある
スチーム式加湿器は置き場所によって転倒させたり、転倒する危険性があります。
一般的に高い場所に設置しますが、窓を開けた時に扉で転倒したり、歩いているときに電源コードを引っかけたりする恐れがあるからです。
実際に転倒しやけどを負ったケースや窓を開けた時に風の勢いで倒れた事例が挙げられています。
参考元:製品安全情報マガジン Vol.421 1月24日号 「加湿器の事故」 | 製品安全 | 製品評価技術基盤機構 (nite.go.jp)
設定により結露が発生しやすくカビの原因になる
スチーム式加湿器は、水を高熱のヒーターで温めるので、加湿能力が高い分結露もしやすい点が挙げられます。
機種によっては、湿度の調整ができないものもあり、多湿度になると結露が発生する場合もあります。
「私も使い始め分からず連続で加湿していると、窓に多量の水滴がついていてびっくりしたことがありました。」
結露して放置しておくとカビが繁殖し、壁や床カーテンなどの劣化に繋がります。
湿度調整できるタイプや、自動調整できるタイプを選ぶといいでしょう。
SNSでも結露がひどいという口コミが見られます。
スチーム式加湿器のメリット
次にスチーム式加湿器のメリットについて4つ紹介します。
- 部屋の温度が下がりにくい
- 加湿能力が高い
- お手入れが簡単
- 蒸気が衛生的
部屋の温度が下がりにくい
スチーム式加湿器は、高温で蒸気を排出しているので、部屋が暖まりやすく冷えにくいのが特徴です。
スチーム式加湿器を使用した時の暖かさは以下になります。
- 部屋の湿度30%で体感温度21.4°
- 部屋の湿度60%で体感温度23.1°
スチーム式では暖かい蒸気を部屋中に排出するので、湿度が高いほど温度も上がりやすい点がメリットになります。
エアコンの温度を高い設定にしなくても、加湿具合で体感温度も上がるので、乾燥せず快適に過ごせるでしょう。
SNSでもエアコンが必要ないぐらい暖かいと口コミがあります。
加湿能力が高い
スチーム式加湿器のメリット2つ目に、加湿能力の高さが挙げられます。
水を加熱して蒸発させるので安定した加湿能力が魅力です。
加湿力の違いについてそれぞれ紹介します。
種類 | 特徴 |
スチーム式 | ポットでお湯を沸かすイメージ |
超音波式 | 霧状のミストを出すイメージ |
気化式 | 濡れたタオルに風をあてるイメージ |
ハイブリッド式 | 濡れたタオルにドライヤーを当てるイメージ |
他の加湿器では、部屋の温度により加湿能力は低下しますが、スチーム式では気温関係なく、一定の加湿ができるので加湿能力は高いと言えます。
部屋によって加湿する能力は変わるので、部屋に適した加湿器が重要です。
SNS上でも加湿レベルの高さに、驚きの声が挙げられてます。
お手入れが簡単
スチーム式加湿器は、フィルターなどを使ってないので、シンプルな構造でお手入れが簡単にできます。
スチーム式加湿器の汚れは、水道水のミネラル成分のアルカリ性なので、酸性であるクエン酸を使うと綺麗に落とせます。
お手入れとしては以下になります。
- タンク内にクエン酸水や、クエン酸を入れ、水やぬるま湯で1時間加湿器を運転させ、完了後タンク内を水で洗う
- トレーや吹き出し口はクエン酸水を吹きかけ軽く擦り水洗い
1ヶ月に1回ペースで行うといいでしょう。
実際に私も使っていましたが、スチーム式はフィルターを使っていないのでお手入れは楽にでき定期的にクエン酸を入れて清掃するだけだったので手間がかかりませんでした。
実際に使っている人のお手入れのしやすさについての口コミがありました。
蒸気が衛生的
スチーム式は、高温の煮沸消毒なので、蒸気が清潔な状態を保つことができ、細菌の繁殖を抑えられます。
また、内部にフィルターが使われていないので、菌が増えにくいことがメリットの一つに挙げられ、衛生面も安心して使えると言えるでしょう。
SNSでも安心して利用できる口コミが挙げられています。
スチーム式加湿器のおすすめは?
ここからはスチーム式加湿器のおすすめについて3つ紹介します。
ぜひ購入の参考にしてください。
- ドウシシャ|スチーム式加湿器KSX-603
- 象印|スチーム式加湿器EE-DC35
- 山善 KS-J242
ドウシシャ|スチーム式加湿器KSX-603
お手入れがしやすい構造や、安全に配慮された構造で使い勝手のいい加湿器です。
お手入れ面では、自動洗浄モード機能付きなので、クエン酸を入れるだけで洗浄ができます。
お手入れに時間を取られたくない方や、お手入れする時間がない方でも清潔に使えます。
安全面では、吹き出し口にガードを取り付けており、誤って触ってもやけどしにくい構造になっているほか、蓋が閉まっていないと電源が入らない構造になっています。
小さいお子様がいるご家庭でも使いやすい加湿器です。
象印|スチーム式加湿器EE-DC35
象印の加湿器は安心設計にこだわっています。
トリプル安心設計と呼ばれる「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒油漏れ防止」の3つが備わっており、誤って転倒させたり、誤動作による怪我を防げます。
また湿度を自動でコントロールする機能も備わっています。
- 湿度センサー
- 室温センサー
以上2つのセンサーにより快適な湿度で過ごせます。
山善 KS-J242
お手入れがカンタンにできる設計や、加湿量の調整も可能な加湿器です。
お手入れでは、給水口が片手すっぽりと入るほど広いので、給湯ポットのように簡単に清掃ができます。
加湿の調整では、「標準」と「パワフル」と切り替えができ、部屋の大きさや湿度によって加湿量が調整できるので、自分の好みの湿度が選択できます。
またデザイン性にも優れており、カラーも3種類から選べるのでお部屋に合わせられるのでおしゃれにも飾れます。
スチーム式加湿器に関するよくある質問
ここからは、スチーム式加湿器を使用する際によくある質問について3つ紹介していきます。
- ハイブリッド式加湿器のデメリットは?カビはすごい?
- 超音波式加湿器のデメリットは?
- 加熱気化式のデメリットは?
ハイブリッド式加湿器のデメリットは?カビがすごい?
ハイブリッド式加湿器のデメリットとして以下の点が挙げられます。
- 本体価格が高め
- 定期的に清掃しないとカビが繁殖する
- 電気代は高め
- 加熱は「強」設定のみ
ハイブリッド式加湿器には、「加湿気化式」と「加熱音波式」があり、気化式や超音波式の弱点を改善しているのが特徴です。
しかし、加熱式にしたことで、本体価格が高くなったり、電気代が高くなったりとデメリットな部分もあります。
また加熱は加湿設定を「強」にしないと起動しないので、「弱」や「中」設定だとカビが繁殖しやすい状態です。
加熱することでカビの繁殖は抑えられますが、常時加熱もできないので、定期的にお手入れをしないとカビが繁殖することになります。
ハイブリッド式加湿器は2つの機能が備わった加湿器なので、本体価格が高めな点や、定期的にお手入れをしないとカビが繁殖しやすい点がデメリットに挙げられます。
超音波式加湿器のデメリットは?
加熱気化式のデメリットとして以下の点が挙げられます。
- 加湿にムラがある
- 加湿器周りは湿気が高い
- タンクに菌が繁殖するとミストと一緒に放出される
- 温度調整できないので調整しないと高加湿になりカビが発生しやすい
超音波式加湿器の特徴はミスト状で加湿するので、距離によって加湿にムラがあります。
加湿器周辺に書類などを置いておくと濡れてしまっていることも考えられます。
また、タンク内にカビが繁殖すると、ミストに付着し排出される点が挙げられます。
菌が付着したミストが排出されると、壁やカーテンなどに飛散しカビが繁殖する可能性があります。
超音波式は、置き場所に注意が必要で、こまめな清掃も必須な加湿器です。
加熱気化式加湿器のデメリット?
加熱気化式のデメリットとして以下の点が挙げられます。
- フィルターやトレイの清掃が必要(2ヶ月1回程度)
- 加湿器の値段や電気代が高め
加熱気化式加湿器は、ヒーターを搭載しているので本体価格が高めなのが特徴で、使用時は定期的なお手入れが必要になる点が挙げられます。
ヒーターを使用しているのでカビは繁殖しにくいですが、清潔に保つためには2週間に1回程度の清掃が必要です。
フィルターにカビが繁殖してしまうと加湿能力が低下し、異臭も発生します。
加熱気化式は、本体価格や電気代が高く定期的な清掃が必要な加湿器です。
まとめ:スチーム式加湿器のデメリットを徹底解説!
この記事では、スチーム式加湿器の購入を検討している方に向けて、デメリットやメリットについて紹介してきました。
スチーム式加湿器のデメリットは以下の通りです。
- 電気代が高い
- やけどの恐れがある
電気代は防げませんが、やけどは商品によっては防げる加湿器もあります。
スチーム式加湿器の魅力は、他の種類にはないお手入れのしやすさです。
おすすめで紹介した加湿器を参考に、自分に合う加湿器を選んでみてください。
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